散歩コースの庚申山総合公園。歩道に隣接する農家の畑のくろにスイセンの花が咲いていた。山野草ではなく、植えられたもの。人里に近い山の中で、枯れた林に緑の濃いスイセンの葉が目立ち、自然に近い形で自生しているものを見る。園芸種として古くから重用され、改良が重なり1万品種を超えるまでになっていると言う。
ニホンスイセンは別名で「雪中花」とも呼ばれる。雪の中でも咲き、春の訪れを告げる花という意味だろう。12月から翌年の2月ぐらい(遅咲きタイプ、別品種などが多くあり花期は長い)が花期。福井県の海岸や伊豆の水仙園など有名。Net情報だと、伊豆下田の公園では4分咲きになった(26日)とPRしていた。
調べてみると、ヒガンバナ科のスイセン属。英名がNarcissus。ギリシャ神話に出てくる美少年ナルシッサスが「水面に移る自分の姿に見とれ、そのまま花になった」とか。これ以上説明したくないが、たまに耳にする余り好きでない単語を思い出してしまう。
雪が混じり寒風の中で咲く可憐な花。日本人の心にはそう映る。欧米系は何を考えているのだろう。珍しく、花言葉を調べてみたくなった。
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