啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「一気に真夏」

2020-08-05 14:09:21 | 庭の花木
「ギボウシ」 ユリ科
 梅雨のなが~いトンネルを抜けたら、一気に訪れた夏の日差し。長雨の影響で、7月の日照時間は、記録的な少なさ。前橋では、52.3時間と前橋地方気象台は発表しているけれど、逆にそんなにあったのかと思うほどだ。そして、本日最高気温、36℃の予報。芝生の上1.5mの位置で、しかも風とおしがよく、直射日光の当たらない場所で観測しているわけで、私達が感じている温度とは違う。従って、36℃と示されても、実際にはそれより数度高いと考えるのが一般的だ。こんな日は、一歩も外に出たくない。身体に毒だ。庭の草にだって、片目どころか両目をつぶって、見て見ないふりを決める。窓に目をやると、網戸にセミがはりついている。セミよ、お前も暑いよね。ついこの間まで、遠慮がちに鳴いていたのに、今日は堂々、声も高らか。えっ?セミが鳴くのはオスだけ?
 こんなに暑い日差しに、花を咲かせるギボウシ。根元に葉がまとまってつき、茎はまっすぐにのびる。淡い紫色の花は一日花であるけれど、次々と咲くので、かなり長く愉しめる。特に土を選ばず、かなり丈夫な多年草。