正午の茶事に、お招きいただいた。連客は4名。玄関では、「いらっしゃいませ」と、笑顔でお出迎え。緊張していた心が和む。寄り付きで身仕度を整え、露地を通り、つくばいで心身を清め茶室へ。床の掛け物、お道具組の拝見。そして、心のこもった懐石のおもてなし。この日の為に亭主は、準備万端手落ちなく、心配りをなさったにちがいない。濃茶、薄茶を頂きながら、なごやかに時を過ごす。研究会しか顔をあわせない他の社中の方々と、そして、主人側の亭主と話をするうちに、お互いに、心の交流がふかまった気がした。それと、お酒の美味しかったこと😊。新潟のお酒、さすがです❗
広いお庭には、手入れの行き届いた季節の花が、咲き乱れていた。クリンソウ、ヒメヒオウギ、ニリンソウ…まるで、別世界に来たようだ。中でも、初めて目にしたミツバシモツケ。草丈60㎝ほどで、白く清楚な花。寒さに強く、暑さにも、そこそこ耐えられるという。花びらが細く、繊細な花。白と緑色の葉が、いかにも初夏に相応しく、ゆらゆらとそよいでいる花姿は、「よく、いらっしゃいました」と、歓迎されている心もちであった。