啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「いろ、色」

2017-05-20 10:18:18 | 庭の花木

初めて知った、日本の伝統色、二人静という色を。暗く渋い紅紫色。「静」とは、源義経の愛妾で、美しく舞の名手だった静御前のこと。資料によれば、室町幕府八代将軍、足利義政がこの演目を舞った際、紫の衣装をまとったことから名付けられたという。二人静といえば、植物ばかりだと思っていたが、さまざまな色があるのですね。
ところで、個体は山野草のフタリシズカ。花穂が2本で、そこに米つぶのような白い花をつけることから命名されたとのこと。まるで、義経と静御前のように。当家では、2本どころか、6人静、5人静までも…。
花言葉…いつまでも一緒に
それにしても、二人静色などと名付ける、日本人の美意識には、驚かされる。