気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

「仙台・青葉まつり」

2010年05月16日 22時23分34秒 | 日々の出来事
 江戸時代に仙台藩最大の祭りといえば,仙台祭であり,この祭りは承応4年(1655年)に始まり,毎年9月17日に行われた東照宮の祭りで,藩をあげて行われ,70基もの山鉾が城下を練り出していたそうです。(山鉾がでるのは藩主が仙台にいる年のみ)

 明治時代になると,明治7年にできた,政宗の命日の5月24日に行われる青葉神社の礼祭は,「青葉祭り」とも呼ばれ盛んになり,戦後まで続いたが,昭和40年代に交通事情等により途絶えていました。
 
 現在の「青葉まつり」は,伊達政宗公没後350年を迎えた昭和60年に「青葉まつり」が市民の祭りとして復活したもので,現在では仙台3大まつりの一つとして,市民の間にすっかり定着してきました。

 昭和40年代から50年代にこの祭りが無かった時期が,私の中学から成人になりたての時期だったので,平成になり盛んになったこの祭りにあまり共感を持つことなく過ごしていました。

 今回は天気も良いので,久々にこの祭りを訪れてみたのですが,その人の多さにびっくりしましたが,多いはずで,今までで最高の人出だそうで,七夕並の人出の祭りの盛大さが凄かったですね。

 例年,「青葉まつり」は,よく雨が降ると言われていて,昨年の山鉾巡行は中止だったようで,関係者は2年分の思いを今回のお祭りにぶつけている感じで,気合いが入っていましたね。

 祭りのクライマックスは,甲冑武者の武者行列を始めとして,伊達家18代当主の伊達泰宗氏を先頭とした騎馬武者,青葉神社の御神輿,11基の雄大な山鉾巡行との間を,可憐で工夫を凝らしたすずめ踊りで繋ぐパレードは圧巻で,特に新緑の緑が濃くなった定禅寺通りを練り歩く様は,まさに杜の都仙台の春祭りに相応しいものでした。

 今回,五葉山火縄銃鉄砲隊を見る事ができなかったので,来年は,間近で迫力を見てみたいと思いました。

 勇壮な武者行列が目の前を通り過ぎました


 女・武道者も素敵でした


 小さな子達も真剣な顔で歩いていました


 毛皮の兜はちょっと暑そうでした


 伊達家第18代当主の伊達泰宗氏


 歴女を泣かせる文句が旗に書かれています


 政宗と愛姫


 親善大使の女性3名


 青葉神社の神輿


 可愛い子供達を乗せた稚児車


 勝山企業の唐獅子山鉾(その1)


 勝山企業の唐獅子山鉾(その2)


 仙台観光コンベンション協会の政宗公山鉾


 政宗公山鉾には,奥山市長が乗っていました


 藤崎の恵比寿山鉾


 藤崎のデパートガールのすずめ踊り


 小雀のすずめ踊り


 報道六社の大黒天山鉾


 ゆるキャラ(東日本放送のぐりりと,宮城テレビ,ズームイン!!SUPERのズーミン)


 菓匠三全の青葉駒山鉾


 青葉駒山鉾(その2)


 七十七銀行の七福大太鼓山鉾


 七十七銀行のすずめ踊り


 七福大太鼓山鉾は,凄い迫力の太鼓でした


 JR東日本の雅山鉾


 JR東日本のピエロ(?)


 NTTのすずめ踊り


 NTTの囃子山鉾も凄く元気でした


 最後は阿部蒲鉾の大鯛山鉾


 阿部蒲鉾の大鯛山鉾(その2)


 阿部蒲鉾のすずめ踊り