気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

暑い甲府へ

2009年08月09日 19時02分24秒 | 日々の出来事
 梅雨明けしない東北から,かなり前に梅雨明けした関東甲信越の甲府に土日,行って来ました。
 
 大学のクラブの指導者であった飯島国男先生のお墓参りを兼ねた集まりがあった甲府は,3,000級の山に囲まれた盆地と言うこともあり,昨日は33度というじっとしていても暑い一日でした。

 その飯島先生の恩師は,比留間絹子先生という日本マンドリン界の第一人者として長いこと活躍した人ですが,比留間先生のお父様は,イタリアから日本に初めてマンドリンを伝えた方でした。

 マンドリンは,ピックで弾くのですが,普通は手を上下に動かして弾く“平行奏法”というのが一般的ですが,比留間先生の指導を受けた人達が弾くのは“比留間奏法”と言って,手と固定し,手首を動かして弾くもので,とても綺麗なトレモノと繊細な音を出すことが出来ますが,“平行奏法”ほど大きい音が出ないと言われています。

 飯島先生が亡くなって18年経ち一度も墓参りに行ってなかったので,有志7人で甲府市内の「旭栖院」に行きました。
 残念ながら,そのクラブも飯島先生が亡くなった後に,部員が少なくなり廃部になってしまいました。

 甲府に行って時間があったので,大学入学時に寮の遠足で行って以来30年以上振りに,甲府郊外にある「昇仙峡」に足を伸ばしました。

 山梨県内でも屈指の観光地なので,たくさんの人出賑わっていましたが,川沿いの遊歩道は,木々に太陽を遮ってもらっていることもあり,とても涼しく歩くことが出来ました。

 久々に訪れた甲府は,駅も新装され,橋上駅になっていて,信玄公の像も駅正面ではなく,少し西側に移動し,しかし相変わらず京都を見据えて座っていました。

 夜の懇親会の2次会で,学生時代によく通った『夕ぎり』に22年振りに行きました。
 その頃からお店をやっていたおばちゃんは,今年79才になったそうですが,相変わらず元気そうで,得意のレバニラ炒めをテキパキと作っている姿は,私達の学生時代そのままでした。

 今は,お孫さんの手伝いを貰いながら,開店37年目を迎えた『夕ぎり』を続けているそうで,おばちゃんは“倒れるまで店を続けるから,また来てね”と帰りに言われて,次来る時まで,おばちゃんが元気でありますように,みんなで心から祈りました。

 昇仙峡の『仙娥滝』


 昇仙峡(その1)


 昇仙峡(その2)


 甲斐甲府城


 甲府駅南口に鎮座する武田信玄像


 『夕ぎり』の周りの店は,無くなっていて,『夕ぎり』の看板だけが光っていました


 久しぶりのおばちゃんは,元気でした(32年ぶり(?))


 甲府駅からは鳳凰三山が見えます(尖っているのが地蔵ケ岳オベリスク,一度登りました)