農業じゆう人

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農業高校

2018年09月23日 13時14分56秒 | 話題
  今夏の全国高校野球選手権大会で、秋田代表の金足農業高校が準優勝したことで、一躍注目の的と
   なった農業高校。 広い校舎のなかで、農作物の育て方や牛の肥育法などを学ぶイメージが強い
   が、よく見て見ると、海外農家への研修や地酒造りなど型にはまらないユニークな高校が多い。
  農業高校への女子人気も高いそうで、入試では高倍率になる学校もあるんだそうです。

  8月下旬、佐賀県立佐賀農業高校(佐賀県白石町)の「農業科学科」の生徒10人が、ベトナムのメコン
   川近くにある水田地帯を訪れたそうだ。 水田近くにはエビの養殖池があり、エビの排せつ物を
   稲作の肥料として活用するという。 地元の生産者の説明に、生徒たちは真剣な表情でノートに
   書き留め、スマートフォンで水田の写真を撮ったりしたそうです。
  同校は2016年度、国際的な人材を育む「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」として
   文部科学省から指定された。 農業高校としては初めてなんだそうだ。
  指定を受けて昨年度から稲作が盛んなベトナムへ海外研修を実施。農業科学科のほか、食品科学科
   の生徒はホーチミンで食品工場などを見学、環境工学科もメコン川周辺で水門などを視察し治水
   や利水について学んだそうだ。
  一方で、現地の行政関係者らを前にして、農業協同組合など日本の農業の仕組みについてプレゼン
   テーションもしたそうです。 杉谷教論は「グローバルな視点をもって地域の様々な農業課題の
   解決に向けて取り組むことのできる生徒の育成を目指していく」と説明する。

  山口県立田布施農工高校(山口県田布施町)は全国で唯一、日本酒を一貫製造している。酒米「山田錦」
   を作り、収穫後に精米すると醸造工程を経て瓶詰めする。食品科学科の生徒を中心に70人以上
   が生産に携わっているんだそうです。  歴史は古く、1956年から酒造をしているそうだ。
   地元の酒造職人から後継者の育成のために、専門コースの設置を求められたのをきっかけに設立
   されたという。
   特徴は機械に頼らない手作業での製造法・・。 温度や湿度も見極めながら各工程を進める。
   「翌日の天気などを考慮して醪(もろみ)の発酵状態を分析して、発酵タンクの加温や冷却をする」
   (同校担当者)という。手作業での工程を通じて、データを毎年蓄積していくことで、最高の日本酒
    を追求していくそうだ。  
   高校生による生産のため、販売免許を持たずに「試験醸造」という形で生産。 こうして作られ
    た日本酒は「滄桑」というブランド名で地域のイベントなどで出品されているそうです。

  8月下旬、北海道内で開かれた競走馬のオークションで、1頭のサラブレッドが270万円で落札
   されたそうだ。 育成を手掛けたのは北海道静内農業高校(北海道ひだか町)の生徒たちだという。
   昨年にあったオークションでは520万円の高値がつけられたそうだ。
   同校は2003年ごろから全国で唯一、競走馬のサラブレッドの繁殖と育成を手掛けている。
   周辺は全国でも有名な競走馬の一大産地。 生産者になろうと考える学生たちも多いそうだ。
   生産科学科の馬コースで学ぶ2~3年生が主に競走馬の世話をしている。
   今年は10頭ほどのサラブレッドを育成しているという。 4月には新たに牝馬が生まれ、生徒
    たちは「桜翔(はると)」と名付けたという。 来夏のオークションまでに生徒が愛情を注ぐ。
   同校の菊地教頭は「机上だけではなく、直接触れて学び、額に汗した成果が形になる。それを
    できるのが農業高校」と魅力を語っているそうです。 その通りだと思います。

  私の出身高校にも「農業科」というクラスがありました。(私は商業科)
   殆んどの生徒は農家の人が多かったような気がします。 男子校なので女性はいませんでした。
   だが最近は変わってきているようです。 文科省の学校基本調査によると、2018年度の全国
    の農業関係学科の高校生は7万9616人だそうだ。 10年前と比べると10%減だが、
    女子の減少率は3%にとどまり、3万9190人だという。  男女比で見ると、女子比率は
    この20年間で37%から49%へ拡大したそうだ。 農林水産省の担当者は「要因の一つは
    農業高校で学習する内容が幅広くなったこと」と説明しています。
   例えば、都立園芸高校は420人の全生徒のうち6割超にあたる272人が女子生徒。
    10年ほど前に設けた動物科が人気に火をつけたという。  犬や猫などペットの飼育や繁殖
    などを学ぶことができるため、入試倍率は約3倍にのぼるそうです。

  就業環境も変わりつつある。 農水省は「若い女性の就業選択肢に農業を加える」として「農業女
   子プロジェクト」を推進。 企業と連携して女性が使いやすい農作業機や衣料品を開発するほか
   作業現場で活躍する女性を特設サイトで紹介。  16年に新規就農した44歳以下の女性は、
   5100人で13年と比べて4割増えたという。
  今は昔と違って農業は盛んになっていくんでしょうか。そうあってほしいんですがネ~

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