農業じゆう人

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スポーツの秋

2022年09月05日 12時45分34秒 | 世間
  33歳でボクシングをはじめた作家の“角田光代さん”は「運動嫌い」を自認する一人だ。
  40歳のとき連載の仕事で国内外のフルマラソンや登山に挑んだ。 その悪戦苦闘を
   「なんでわざわざ中年体育」という本にまとめ、そこで明かした。 「やっぱり最後
   まで私は運動を好きになれなかった」‥と。

  運動への苦手意識は学校の体育ともかかわりがあるかもしれない。 全国の小学5年
   中学2年生へのスポーツ庁の調査では、運動が嫌いな理由の上位に「体育の序業で
   うまくできない」があるそうだ。 京都教育大学名誉教授の“井谷さん”は「スポー
   ツが上手になること」が体育の目的であると思いこまされていると指摘。
  たとえば水泳の授業では正しいフォームやタイムが評価のポイントになっている。 
   そこでは「命を守るために浮き、泳ぐことを学ぶ視点が欠けている」と井谷さん。
   いまの体育は競争的なスポーツがカリキュラムの中心だが、本来「身体や動き」を
   育て「運動に親しむ」ための教科であるという(雑誌「エトセトラ」VOL6)。

  角田さんは「自分にできるかどうか」が見たくて運動を続ける。 他人と比べず、た
   だ自分の身体と向き合うのが楽しいのだろう。 互いをリスペクトするスケートボ
   ードが東京五輪で注目され、ブレイクダンスが次のパリ五輪で新競技になるという。
   若い世代の感性も取り入れて「嫌い」が減るといい。 スポーツの秋、到来である。
  角田先生の言う他人と比べず‥まさしくその通りだと思う。 今の世は何かというと
   皆が とか 流行っているから とか 何かと他人を気にし比べすぎる傾向がある。
   人それぞれにはその人なりの個性があるわけで、運動も無理せず己に合ったように
   楽しめばいいのではないでようか。
    秋の一コマ
        
      頭をたれた収穫間近の稲穂        夕焼けと月