農業じゆう人

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ネットを活用した学び

2020年06月06日 13時01分26秒 | 話題
  6月1日、当地では都市化の影響なのか見ることが少なくなってしまったツバメが
   飛び交う空の下を、子どもたちが登校していく姿を久しぶりに見て感動した。
  小さな背でランドセルを揺らす姿に、やっと日常が戻りつつあると感じた。 
  同時に、長い休みで孫たちらも含め勉強は遅れていないかと心配にもなった。
  今はいったい、どんな教科書で日々学ぶのか興味がわいていた。 たまたま菜
   園の先輩に教えを乞うことがあったのでご自宅へお邪魔したら、ちょうど小
   学5年生のお孫さんがいたのでついでに見せてもらった。
  「今は昔、竹取の翁(おきな)といふものありけり」。 国語の「古典の世界」と
   いうページでは、片隅にあるQRコードにスマホをかざすとプロの朗読が聞
   けるというのにはびっくり。 さらに、落語に親しむことが目当ての単元で
   は、なんと"柳家花緑師匠"が語る「初天神」の映像とリンクしている。
   (これ、こまっしゃくれた子が縁日で父親を困らせるおなじみの一席です)

  社会科の資料集では米作りの手順や北国のくらしの様子が動画で紹介される。 
  正式の教科となった英語も、場面別に実写や音声でネーティブの発音が流れた。 
  教科書とネット上の教材をひも付けし、教室でも自宅でもリアルな素材で関心
   の幅を広げる学習ができるようになっている。
  ここまでできるのなら、なぜもっとも早く実現できなかったものだろうか。
  映像や音に加えて、講師役によるポイントの開設などでさらに充実が図られて
   いたら、コロナ禍で学びが受けたダメージはかなり和らいだ気もする。
  災害での休校もありうる列島です。 安全網としてはもちろん、生涯続く知的
   な好奇心を形作る手法として機能を高めてもしいものだ。
   まもなく、人生百年時代のスキルをはぐくむことになるのでは・・。