農業じゆう人

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若者の飛躍

2020年06月09日 12時44分22秒 | 話題
  「新手一生」を掲げ、数々の独創的な戦法を編み出した将棋界のレジェンド"升田幸三さん"が
   その資質にほれ込んだといわれるのが「ひふみん」こと"加藤一二三さん"だそうです。
  中学生でプロになり、「神武以来の天才」と騒がれた逸材にも、負けが込んで降級する苦し
   い時代があったという。
  「潜龍」‥‥。 升田さんは色紙にこうしたため、加藤さんを励ましたそうです。 中国の
   古典、四書五経のひとつ「易経」に登場する言葉だそうだ。 ドラゴンは帝位の象徴だ。
   まだ世間に認められず、深い水底に身を潜める若き才能のたとえだそうだ。 焦らずに力
   を蓄えて、いつの日か天空に駆け上がる時を待て。 なんと温かいメッセージであろう。

  加藤さんの持つプロデビュー最年少記録を62年ぶりに更新した"藤井聡太七段"がまたまた
   新たな歴史を刻んだ。 一昨々日(4日)の棋聖戦の挑戦者決定戦で勝利。 終日ネット
   中継にくぎ付けになった愛好家もおられたのではないでしょうか。 終盤、人工知能(AI)
   が予測する最善手を冷静に指し回しタイトル挑戦の最年少記録を書き換えた。 
  そしてその勢いのまま昨日(6日)はタイトル戦初戦に臨み、強敵"渡辺三冠"を破った。
   
  コロナ禍で藤井さんは2カ月、対局から遠ざかった。 が、「自分の将棋に向き合うことが
   できた」と会見で淡々と語った。 振り返って後期高齢者にもなる我が身は‥‥。
   きょうなども朝の涼しいうちに、これからのことを考えて草取りだけでも済ませておこう
   と挑んだがこの暑さには勝てずころッと態度を変え2時間で止めにしました。
   若い人が冷静に考えしっかりと対応しているのに少々呆れてしまいました。
  加藤さんは、「孫の成長を見守り続ける祖父の心境か」と祝福したという。
  かつての升田さんの立場だろう。 易経には「飛龍」の語もあるそうだ。 俊英が天下人に
   躍進するステージだ。 もうその時はすぐそこにやってきているようです。