骨がもろくなり、骨折しやすくなるという厄介な「骨粗しょう症」。
閉経期以降の女性がかかりやすく、日本の患者数は男女合わせて約１２８０万人とも見込まれる！
早期に自分の骨の状態を知り、適切な予防・治療を心がける必要があると言われています。
骨は硬いので、ずっと変化しないという印象を持っている人も多くいると言われている・・・が
実際は、破骨細胞と骨芽細胞という２つの細胞が、絶えず古い骨を壊して（骨吸収）、新しい骨を
作る（骨形成）という新陳代謝を繰り返しているんだそうです。
加齢や生活習慣などによって、骨吸収と骨形成のバランスが崩れるという。 骨吸収が骨形成を
上回ると骨粗しょう症になり、骨がスカスカになり、骨量が減って折れやすくなるそうです。
発症すると手首や背中、腰、腕や脚の付け根などで骨折のリスクが高まると言われています。
中でも脚の付け根を骨折すると、寝たきりになる可能性があり、認知症を招くこともある！？
長生き時代に最後まで自立し、元気に過ごすためには、早期の骨粗しょう症対策が不可欠です。
伊奈病院（埼玉県伊奈町）整形外科部長の“石橋氏”によると、発症するかどうかは「０～２０歳の
成長期にどれだけ骨が増えたかとか、５０代以降にどれだけ骨を減らさないかで決まる」？
骨量のピークは２０歳ころだそうで、２０～４０歳ころまで骨量はほぼかわらないが、その後
は男女とも徐々に減っていく。特に「女性は閉経を迎えて、骨を強くする働きがあるという
女性ホルモン『エストロゲン』の分泌が低下する５０歳前後から、急に骨量が減るケースが
多い」（石橋氏）。対策を講じないと、６０代以降の女性は骨粗しょう症になりやすくなる。
「まずは検診で骨密度を測定し、自分の骨の状態を知って！」と石橋部長は話しています。
４０～７０歳の女性を対象に、４０歳・４５歳・５０歳と５年おきに骨粗しょう症検診を実施
する自治体が増えているという。骨密度が正常値ではない場合は、医療機関で精密検査を受ける。
骨粗しょう症の予防は、運動や食事など生活習慣の改善が基本になる。
山王メディカルセンター（東京・港区）女性医療センター長の“太田氏”がすすめる運動は、「かか
と落とし」。 両足をそろえてまっすぐに立ち、かかとを上げる。 つま先立ちの姿勢から、
かかとをストンと落す。 ２秒に１回のペースで５０回繰り返すと良いそうだ。
姿勢が不安定になる場合は、イスの背などにつかまるとよいそうだ。 大切なのは、ストン
と一気に着地するときの骨への衝撃だそうです。 「体重の３倍の負荷が骨芽細胞を活性化
し、骨を丈夫にする」（太田氏）
食事では骨の主成分であるカルシウムとたんぱく質を積極的に取るようにしましょう！
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品はカルシウムが豊富で吸収率が高く、たんぱく質も
含む、骨強化のための必須食品です。
「カルシウムの吸収を助けるビタミンＤも、骨粗しょう症予防には欠かせない」（太田氏）
サケやウナギ、イワシの丸干し、干しエビなどに多く含まれるので、意識してとるとよい。
ビタミンＤは日に当たると体内で合成されるので、適度な日光浴も有効です。
骨粗しょう症または予備群と診断されたら、薬物療法を始めるといいという？
太田氏は「骨量を増やして骨を若返らせ、骨折をしっかり防ぐには、薬による治療が不可欠」
という。 骨粗しょう症の薬は近年、飛躍的に進化している言われているそうです。
骨に必要な栄養素を補う薬、骨を壊す破骨細胞の働きを弱める薬、新しい骨を作る骨芽細胞
の働きを高めるなどが続々と開発されているんだそうです。
骨粗しょう症は実は、高齢女性だけの病気ではない。 太田氏は「糖尿病などの生活習慣病の
影響で骨質が劣化し、骨粗しょう症となる中高年男性が増えている」と指摘しています。
老若男女を問わず、日ごろから骨の強化を心がけたいものです。
閉経期以降の女性がかかりやすく、日本の患者数は男女合わせて約１２８０万人とも見込まれる！
早期に自分の骨の状態を知り、適切な予防・治療を心がける必要があると言われています。
骨は硬いので、ずっと変化しないという印象を持っている人も多くいると言われている・・・が
実際は、破骨細胞と骨芽細胞という２つの細胞が、絶えず古い骨を壊して（骨吸収）、新しい骨を
作る（骨形成）という新陳代謝を繰り返しているんだそうです。
加齢や生活習慣などによって、骨吸収と骨形成のバランスが崩れるという。 骨吸収が骨形成を
上回ると骨粗しょう症になり、骨がスカスカになり、骨量が減って折れやすくなるそうです。
発症すると手首や背中、腰、腕や脚の付け根などで骨折のリスクが高まると言われています。
中でも脚の付け根を骨折すると、寝たきりになる可能性があり、認知症を招くこともある！？
長生き時代に最後まで自立し、元気に過ごすためには、早期の骨粗しょう症対策が不可欠です。
伊奈病院（埼玉県伊奈町）整形外科部長の“石橋氏”によると、発症するかどうかは「０～２０歳の
成長期にどれだけ骨が増えたかとか、５０代以降にどれだけ骨を減らさないかで決まる」？
骨量のピークは２０歳ころだそうで、２０～４０歳ころまで骨量はほぼかわらないが、その後
は男女とも徐々に減っていく。特に「女性は閉経を迎えて、骨を強くする働きがあるという
女性ホルモン『エストロゲン』の分泌が低下する５０歳前後から、急に骨量が減るケースが
多い」（石橋氏）。対策を講じないと、６０代以降の女性は骨粗しょう症になりやすくなる。
「まずは検診で骨密度を測定し、自分の骨の状態を知って！」と石橋部長は話しています。
４０～７０歳の女性を対象に、４０歳・４５歳・５０歳と５年おきに骨粗しょう症検診を実施
する自治体が増えているという。骨密度が正常値ではない場合は、医療機関で精密検査を受ける。
骨粗しょう症の予防は、運動や食事など生活習慣の改善が基本になる。
山王メディカルセンター（東京・港区）女性医療センター長の“太田氏”がすすめる運動は、「かか
と落とし」。 両足をそろえてまっすぐに立ち、かかとを上げる。 つま先立ちの姿勢から、
かかとをストンと落す。 ２秒に１回のペースで５０回繰り返すと良いそうだ。
姿勢が不安定になる場合は、イスの背などにつかまるとよいそうだ。 大切なのは、ストン
と一気に着地するときの骨への衝撃だそうです。 「体重の３倍の負荷が骨芽細胞を活性化
し、骨を丈夫にする」（太田氏）
食事では骨の主成分であるカルシウムとたんぱく質を積極的に取るようにしましょう！
牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品はカルシウムが豊富で吸収率が高く、たんぱく質も
含む、骨強化のための必須食品です。
「カルシウムの吸収を助けるビタミンＤも、骨粗しょう症予防には欠かせない」（太田氏）
サケやウナギ、イワシの丸干し、干しエビなどに多く含まれるので、意識してとるとよい。
ビタミンＤは日に当たると体内で合成されるので、適度な日光浴も有効です。
骨粗しょう症または予備群と診断されたら、薬物療法を始めるといいという？
太田氏は「骨量を増やして骨を若返らせ、骨折をしっかり防ぐには、薬による治療が不可欠」
という。 骨粗しょう症の薬は近年、飛躍的に進化している言われているそうです。
骨に必要な栄養素を補う薬、骨を壊す破骨細胞の働きを弱める薬、新しい骨を作る骨芽細胞
の働きを高めるなどが続々と開発されているんだそうです。
骨粗しょう症は実は、高齢女性だけの病気ではない。 太田氏は「糖尿病などの生活習慣病の
影響で骨質が劣化し、骨粗しょう症となる中高年男性が増えている」と指摘しています。
老若男女を問わず、日ごろから骨の強化を心がけたいものです。