農業じゆう人

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持たないからこそ見えるもの

2018年11月26日 13時42分48秒 | 私事
  朝、ウォーキングに出かける時はまだ寒かったのに1時間経つとだいぶ暖かくなってくる。
  まさしく太陽は偉大なりです。 陽があると無いとでは大違い! ありがたいことです。
 暖かくなれば今までできなかった菜園の作業だ。
 これまでは、寒かったり、雨だったり、予定が
 あったりとなかなかできなかったので一安心。
 ウォーキングの後は、急いで一服もせず菜園へ。
 遅れていた「タマネギ苗の植え付け」作業です。
 今年のタマネギ苗は暖かかったせいか成長がよ
 く、左の写真のように予定より多く3面全部に
 植え付けてしまいました。
   ホッとし一服していると、どこからか携帯だかスマートフォンの着信音が聞こえた。
   あれっ私の携帯?持ってきていないのにな~と思っていると、少し離れたところで建築
    作業をしている人の携帯音でした。 しばし休んでいると何人かの人が携帯・スマホ
    で話をしている・・朝から不思議な光景に思えました。 (私殆んど使わないため・・)
   考えてみたら今の世の中は、「携帯やスマホは重要なもの?」のようですな~・・。

   誰もがやっているようなことをしていないと、しばしば驚かれる・・。
   私が「ケイタイ」は一応持ってはいるがほとんど使用しない! だからスマホもない!
    と返事をしたら、皆さんが「困りませんか?」と聞き返してくる。
   「相手は困るかもしれなうけれど、自分は困らない」 そんな必要殆んどはないから
    はなはだ自己中心な考え方なのかも知れません・・な。

   かつてある高名な先生は「学者は手帳が黒く埋まっているなんて自慢にならない・・。
    真っ白に近い方がいい」ともされていた。
   ところが、まったく知らない場所へ旅に出た時など、お店を探しながら歩いていると
   若い皆さんはスマホのグーグルで自分たちの立つ場所と目的の場所をたちまち把握を
    してしまう。 「勝手のわからない場所ではとくに便利ですよ」と教えられた。
   なるほど文明の恩恵とはこんなものか?とも思う。 でも一昔前は地図をしっかりと
    覚えていくようにするから、それほど迷うことはなかったような気がする・・?
   計算器が普及した時も、簡単な2ケタの計算すら手を使うのが億劫になった。

   そういえば昔、本好きで商社マン知人からこんなことを聞いたことがあった。 
   海外にいる時に読んだ話題本『ホモ・デウス』(河出書房新社)の歴史家“Y・N・ハラリ”
    によれば、現代人は2万年前の祖先より生きる能力において劣っているという。
    なぜなら、彼らは洞窟を一歩でも出れば自然の脅威にさらされ続けているわけで、
     判断を誤れば生命の危険が身に迫るのだからと指摘している。
   振り返ってみれば、我々現代人は文明と福祉に保護されているだけのこと・・だ。

   ケイタイやスマホを持たない者だからこそ「文明の生態」が見えてくることもある。
   私も机上のパソコンではネットもメールも利用しています。
   だが、同世代人のなかにはケイタイもスマホもパソコンも無しで世渡りしている人・
    友人も何人かいます。 滅多に会うことはないが、今度会う機会があったら、彼の
    「文明の生態」観を是非聞いて見たいものだ。
   きっと上には上があるという珍設を聞けるのではにないだろうか・・!?
    (私共くらいの年齢になると、一生懸命にやっている人も多くいらっしゃるだろうが、
      そうでない私のような仲間も相当いると思いますので聞いてみたいな~・・)