農業じゆう人

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自立のための依存

2018年11月14日 13時08分24秒 | 世間
  ある男性は大学時代、パチンコにのめり込んで百万円の借金を作った。
  両親は厳しく注意しつつも、学業に支障をきたすからと父親が返済したそうだ。

  就職すると、自分の収入をパチンコにつぎ込み、借金は数百万円に膨らんだという。
  父親は幻滅したが、息子が社会人生活の始めにつまずいては困る、との思いから
   半分を肩代わりしたという。 親が後始末した結果、男性はパチンコ通いが今も
   やめられずにいるそうだ。

  アルコールにギャンブル、スマートフォンなど、人が依存する対象はいろいろある。
  依存に陥ると、有害な結果を招くと知りつつ、目先の快楽を求めてしまうという。
  その結果、社会活動に支障が生じるだけでなく、家族や身近な人にも弊害をもたら
   してしまうことになる。

 依存の対極にあるのは自立です。 自立している人は
 経済的にも精神的にも独立して、自分の行動と結果に
 責任を持つ、といった印象がある。実際はどうか・・
 あるミュージシャンは、自分の腕を磨きつつ、性能が
 高い機材や良いメンバーに頼りながら演奏している。
 頼る先を多く持ち、うまく力を借りながらやっていく
 ことが、自立につながる健全な依存といえる。
               自立とは泣き言を言わずに一人で頑張ることではない。

  好ましくない依存に陥る人は往々にして、頼り方を誤りがちだ・・。 やみくもに
   甘えたり、独断で対処したりせず、望ましい相手や物事にうまく依存することが
   重要と言えるのではないか?

  病んだ依存からの回復途上に、再依存の引き金になる状況に出会うことがある。 
  アルコール依存症の治療では、Hungry(空腹)、Angry(怒り)、Lonely(孤独)
  Tired(疲労)の頭文字を組み合わせた「HALT」に注意を促す。
  他の依存でもHALTはリスク要因になり得るという。

  HALTがきっかけで良くない依存に陥りそうになったら、将来の自立につながる
   支えを受けることを意識してみてほしいと専門家は話しています。