農業じゆう人

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干し野菜

2013年12月08日 15時13分00秒 | 農業
    つい先日『和食』が、世界無形文化財に登録されることが決まり、日本の食・・つまり「日本食」に注目が集まってきているそうです!
    「栄養豊富・ヘルシー・+ 見た目も繊細」と、実によく考えられた食事なんだな~と・・改めて感じてます。  今の日本人は「日本食より洋食好み?」では・・
    本来、日本人の食事に古くから根付いているのは「身土不二」=暮らす土地の「旬」のものを食べるといこと。
    さらには「一物全体」=自然の恵みを残さずまるごといただく・・という考え
    人も植物も生まれた環境と一体で、四季のある日本では季節ごとの「旬の食材」をとることで、体のバランスをとるこができる!という意味合いなんですよネ
    四季に恵まれた日本は豊富な食物に恵まれています。その恵みを捨てることなくまるごといただく!という感謝の気持ちではないでしょうか・・!
    それプラス「豊富な栄養分を得ることができる」・・そのような利点もあります。  ただ、今の日本人は「旬」ということなどは忘れているようですが・・ネ

        たとえば、ご存知でしょうが「野菜の皮や根」にも、非常に多くの栄養分が含まれています
        なかなか‘まるごといただく’のは、難しい、という方にお勧めなのが、『干し野菜』です。
        これも、採れすぎた野菜類などを捨てることなく‘どう使おうか・・!’と、日本人が考えた知恵です

     この干し野菜は、家庭でも簡単にできます。 チョッと手数がかかりますので、忙しい毎日を送っている今の皆さん?には難しいかも知れませんが・・・。
     特にこの季節、冬の日照りと乾燥した風によっての「天日干し」には、絶好の条件が揃っています。  作り方は簡単なんですがネ
     野菜は種類を問わず「一口大」くらいに切り、ザルなどに重ならないように並べ、日当たりの良いところに干します。
     夕方以降は、湿度が高くなってしまうので、必ず家になかに入れましょう。 表面が乾き。シワが寄ってきたらできあがりです。  簡単でしょ!ネ。

     料理する時は、そのまま使うことができます。 日光を浴びることで、骨を作るビタミンDが増えたり、うまみ成分が増したりといい事ばかりですョ
     それより・なにより野菜を無駄なく皮ごと食べられるのがいいですネ~・・・

     先日・テレビを見ていたら、静岡県三島市では、雪をかぶった富士山と漬物用の大根の天日干しの風景が映し出されていました。
     冬の風物詩なんだそうで・・富士山からの空っ風と南に向いた急斜面に受ける日照りが、旨味の強い干し大根を作るんですョ!と言ってました
     これも、その土地の特徴を利用した知恵? 昔から大変貴重な「保存食」なんですと
     この干し大根とは別に、我が地でも・・また子どもの頃育った田舎でも「たくあん作り」のために、軒下に大量の大根を干したものです。
     それだけでなく、他にも「冬の間の保存食(漬物用)」などとして、いったん干してから使ったものです。 今の時代と「食」が違っていたんですよネ。

       これから、全国的に寒さが戻ってくるような予報です
       この冬は、栄養たっぷりの「干し野菜」で、健康な体作りをしてみるのもいいかも知れませんネ  一度やってみては・・簡単にできますから・・