Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL[オリンパス」の低音

2014年04月20日 | ピュアオーディオ

相当古い話ですが、SS誌で瀬川さんが書いて居られ頃の話。「オリンパスでは良い低音が出ない」と書いて居られました。S氏さんも低域が気に入らずパイオニアの箱に蜂の巣・075の組合せにされたと書いて有りました。

メーカーオリジナルの状態で、フロアー型だからと床面にポンと置いて鳴らせば、袴の位置が「音を殺す」位置にあるので、弾まないヌケの悪い低音だったと思います。またウーハーのシリアルNoが#20000番代以降のものが1970年くらいから使われています。この#20000番代以降のLE15Aは「粘る様な低音」と評される様な、一種独特の鈍さが有りました。この為上述の様な評価を受けたのだと思います。同じ様に「オリンパス」の兄弟機「ソブリン」ももっとひどい評価にされたと思います。

私の場合、オリンパスのスタイルや仕上げと使い勝手の良さに憑かれて購入しましたので、「このSPを上手く鳴らしてやりたい」と云う思いで、色々と実験をして満足の行く低音にしています。(個人的感想です)

オリンパスの箱は意外と奥行きがなく、38cmウーハー用には小さい様に感じますが、元々JBLのウーハーユニットは小さい箱で鳴る様に設計されている様だと感じています。他のメーカーでは信じられないくらいの小ささだろうと思います。この利点を生かせば、38cmクラスのユニットが6畳や8畳間で使える様になると思います。

私がオリンパスをうまく鳴らす為にしている事は、
①専用SPスタンドを作り、袴を使わないセッティングにしている点
②ウーハー(LE15A)が本当に良いのか?2205,2215、2231A、等と比較してLE15Aが良い事を確認。他にもガウスやアルテックのユニットも試した。
③同じLE15AでもシリアルNoで音が違うのか?を実験した。
  シリアルNo#8万番台(8Ω)黒、3万番台(8Ω)グレー、2万番台(8Ω)グレー、7000番台(16Ω)グレー、1000番台(16Ω)ブルーフレームとシリアル番号の若い方向へ向かって行く毎に音質がアップしたのを経験している。現在は#1000番台のユニットで落ち着いている。

D130やLE15A等、JBLの古い型番のユニットは、20年から30年生産されており、それぞれ初期型・中期型・後期型が有るが、型番は同じでもサウンドは「別ユニットぐらい違う」と云う事。後期型になるほど「コストダウンされているのか?」と感じる。


最近やっている事

2014年04月19日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

3月から4月のかけては「草むしり」が日課です。近くの畑(150坪)の草取りと音楽部屋の敷地の芝の中の草取りを毎日続けています。春草の種が落ちる前に抜いてしまわないと後で大変な草の量になります。

畑の方は家内が楽しみで作物を植えていますが、周りの草や通路の草刈りは少し応援してやらないと、草に浸食されて良い作物が育たなくなります。毎年通年で応援してやる事になります。春夏秋冬、季節毎に生える草の種類も変わります。2年前は義母と家内でお守をしていましたが、背丈ほどの草に畑中が覆われて、何も作れない状態でした。それが今では全面で畑地に出来る様にしています。男手がないとこうは行きません。

音楽部屋の方も芝生が50坪程有りますので、この中に草が生えて来ます。昨年も草1本ない様に「草むしり」しましたが、今年も同じ様に毎日「草むしり」を続けています。一雨降る毎に次から次に生えて来ます。奇麗な芝生を維持するのも大変です。


電源部の「整流」によるサウンドの傾向

2014年04月18日 | ピュアオーディオ

電源部の「質」でサウンドの傾向が大きく左右される。電源系は「音質」に対して非常に重要な部分だ。

「整流」方法でもその傾向は大きな影響を受ける。整流の方法として①真空管整流 ②セレン整流 ③ダイオード整流 の3つに大別される。

①の整流管整流のサウンドは「アナログ的」と感じる。暖かみの有るサウンド。 ②セレン整流は独得の艶や繊細感が有って非常に魅力的 ③現在メインの整流はダイオード整流になって来ている。このダイオード整流の特徴は「カチッとした」質感に有る。パーツのメーカーや型番でも若干のニュアンスの違いは出て来る。個人的な好みは①整流管整流や②のセレン整流だが、今となっては「過去」の整流方法であり、パーツの確保で大変な苦労をする。維持する事が大変なのだ。

「ダイオード」は「半導体」と同じではないが、似た様な構造となっている。「デジタル的」なサウンドの傾向だと思っている。トランジスターのNPN型・PNP型と3層になっているモノが2層になっている。私から見れば「同じ石の音」に聴こえる。トランジスターの動作そのものが「デジタル」な動きをしている。今となっては「ダイオード整流」以外選択肢がない。一部に電池式が有るが、電池にも寿命が有る。

面白いモノで、真空管アンプでもダイオード整流と真空管整流ではサウンドの傾向がかなり変わってくる。


パーツは揃っているが・・・

2014年04月17日 | ピュアオーディオ

色々計画して部品やパーツ集めをして準備は出来ているが、なかなか踏ん切りがつかない。4ch化や自作ネットワークの作成。

4ch化は壁にフックを付けて小型SPを吊るそうと考えているが、見映えが悪いので考えてしまう。何処の梁に吊るそうか?・・・・と考えるまでもなく、場所はおのずと決まっている。後はフックを取り付けて、SPを吊るして、DSPプリとパワーアンプを用意して、結線して音を出すだけ。DSPプリもパワーアンプも揃っている、SPケーブルの長さを合わせて作ればそれで完成・・・だけどなかなかその気が起きない。ものぐさになっている。

ネットワークも実態配線図も作って準備している。ただこちらはまだ使う当てがないのでストップしている。自宅システム用にJBL#3105を改造したモノが非常に良い状態で鳴っている。ノーマルの#3105の時は殆ど175DLHや#2405が鳴っていなかったが、現在はキチンと音が出ている。高域不足を感じていたモノがそれが無くなっている。


毎日音楽を聴き続けるのは辛い時が有る

2014年04月16日 | ピュアオーディオ

昨年4月から「音楽部屋」へ毎日通っています。午前中10時から夕方6時くらいまでステレオを鳴らしています。こんな生活は旧事務所時代からで既に10年になります。

サラリーマン時代は夜と土日限定で楽しんでいましたので、せいぜい2時間/日くらいしか聴けませんでした。「思いっきり聴きたい!!!」と考えていましたが、実際に毎日6時間以上聴き続けてくると「疲れ」が出てきます。好きな曲も何回も聴いて覚えてしまうと新鮮味が有りません。次から次に新しいCDを入手していますが、「録音」が悪い(30年ほど前の録音)と嫌になってくる。「録音」は新しいほど進化している様で、最新録音盤を聴いてから古い録音を聴くとゲンナリしてしまう。

長い時間音楽を聴き続けると云う事は、「身体を動かさない・身体を動かせない」と云うことでも有り、健康の為にはよろしくないと思います。

最近はBGMとして聴く様にしています。その為超小型SPのシステムを幾つか作っています。窓を全て開放して、庭の芝生の「草むしり」をしながら聴いています。小型システムでも十分明瞭に聴こえます。


リクライニングシート(椅子)の選択

2014年04月15日 | ピュアオーディオ

「音楽」を本気で聴く為にはCD1枚約1時間かかる。その間じっとして聴き続けなければならない。殆ど身体を動かさないで聴き続ける。

大概の方はソファーかリクライニングシートをご利用だと思う。カーペットの上に寝っ転がって聴くのも良いが、本気でステレオを聴く時は「定位」も考えないといけない。その為私はリクライニングシートを使う様にしている。ソファーだと大き過ぎて取扱いが大変なのと、寝そべる様にリラックスした状態で聴ける様にしたい為である。

私の性格上、1種類のリクライニングシートでは満足しない。何種類か使って見て自分に合うものを選んでいる。今までに5種類ほど手に入れて持っているが、意外と価格の安かった(入手価格)モノの方がお気に入りです。

高価なエコーネスの椅子は良い材料を使って有り、デザインも良く作りも良いいが、長く聴くには辛い。ひざの裏の筋が伸び切ってしまい、後で膝の調子がおかしくなる。何もエコーネスの椅子が悪い訳ではないと思うが、自分の体形や使い勝手に合わないだけなのかも知れない。

交響曲はだいたいCD1枚1時間ほど2枚組だと2時間コース、バレー曲(全曲盤)も2時間コース、オペラも2時間から3時間コース・・・と「リング」等は1日で全曲聴く事は難しい。

「音楽」を楽しむのも大変な事なのです。その為、もう20年以上前から1万歩/日以上歩く様に心がけています。身体が健康でないと好きな音楽も楽しめません。畑も有るので「野良仕事」も大好きですね。とにかく日頃使わない筋肉を使ってあげて「健康」を保たないと楽しめません。


FMアンテナ線への対策

2014年04月14日 | ピュアオーディオ

今日は2点の「音質対策」をした。1点は中域用パワーアンプへ、もう1点はFMアンテナケーブルへ。

中域用パワーアンプへの対策は、最近聴いていて「味気なく」感じる事が有り、この辺の味付けと云うか質感を改善する為にFXヒューズを追加した。もともと旧事務所の時には中域用パワーアンプに使っていたが、管球プリ1号に流用していました。それを元に戻しただけの事ですが、さすがにFXヒューズの効果は有ります。「味気なさ」がなくなりましたね。

Fm1

FMチューナーからのノイズを少しでも減らしたいと考えて同軸にアンテナケーブにアース取りを加えて見ました。
Fm3

一般に同軸線のシールドは雑音を防御する目的で使われていますが、このシールドのアースを取ってやらないと逆にノイズが増える事になりかねません。でもTV等ではアースなど取ってないのでアンテナ線には必要ないと考えていました。実際にやって見ましたが、「かすかな効果」は感じましたが、劇的な改善には至りませんでした。

その後、チューナーからプリアンプへのラインケーブルの取回しをちょっと変えましたら「劇的改善」をしました。常用域でノイズが殆ど判らなくなりました。アースを取り付ける前は、同じ取り回しでもノイズが大きかった。アースを取った事でノイズがなくなったと云うことは「効果」が有ったと判断できる。


パイオニア RPD-500CDレコーダーはなかなか良い

2014年04月13日 | ピュアオーディオ

Rpd5001

またRPD-500をノイマンのラインプリシステムに持って来ました。このレコーダーはCDプレーヤーとしても優秀で、「レガートリンク」と云うだけあってなめらかなサウンドです。電源部はインレットになっているので音質アップさせやすいです。入力系はRCA・XLRが有るのですが、出力系はRCA1ケイトウのみ。出力側にもXLRが有ればメイン機として使えるんですが・・・。

RPD-500の本来の機能は「レコーダー」ですので、是非こちらで使って見たいと思っています。まだどうしたら録音出来るのか?やっていないので、取説関係を読んでトライして見たいと思います。「音楽部屋」と「自宅」の2ヶ所でやっていますので、良い曲は焼いて見たいですね。


ようやくオーディオの季節がやって来た

2014年04月12日 | ピュアオーディオ

寒い冬の間はコタツに入り、寝っ転がってBGM風に聴いていたが、4月に入り暖かい日が続いてくれる。仕舞っていたテーブルやリクライニングチェアを取りだしてセットしました。

「音質アップ」はこれからも一生続けて行くと思いますが、現在でもほぼ満足出来る音質になって来ていますので、「音楽」を楽しみたいと思います。そうなると新しいCDが欲しくなります。

Photo

チャイコフスキーの「白鳥の湖・くるみ割り人形・眠りの森の美女」の全曲盤3部作、プロコフエフの「ロミオとジュリエット・シンデレラ」全曲をアンドレ・プレヴィン/ロンドン響の演奏で購入しました。それぞれハイライト盤は持っていますが、全曲盤は始めて購入しました。いろんな指揮者が演奏していますので、その内複数の演奏を楽しみたいと思っています。

Photo_2

今回は全部で10枚有りますので4月一杯は持ってくれるでしょう。オペラは歌詞が判らないのでイメージ的に今一ですが、バレー曲は目の前でダンサーが踊っている姿をイメージ出来ます。なんかプレヴィンの演奏が増えて来ましたね。


現在の「オリンパス部屋」

2014年04月11日 | ピュアオーディオ

D90_003

現在の「オリンパス部屋」の状況です。手前にL-26システムが有ります。
D90_007

L-26と213PRO用のCDP・プリ・パワーアンプです。CDPはCDP-D500 1台を使って2セット(XLR・RCA)をドライブしています。

D90_009

ノイマンW444staラインプリは213PRO用です。ラインプリの上に乗っているのがルシッドのマスタークロックジェネレーター。CDPはクロックで音質が大幅に変わります。現在クロックを外部クロックにして使用中。もう少しクロックを効かせようと考えていますが、ものぐさになってなかなか蓋を開けれません。

D90_002

オリンパスシステムはようやく鳴り始めた様です。但し、1時間は暖気運転が必要です。SPの存在が消えた様な鳴り方をします。