Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

電源部の「整流」によるサウンドの傾向

2014年04月18日 | ピュアオーディオ

電源部の「質」でサウンドの傾向が大きく左右される。電源系は「音質」に対して非常に重要な部分だ。

「整流」方法でもその傾向は大きな影響を受ける。整流の方法として①真空管整流 ②セレン整流 ③ダイオード整流 の3つに大別される。

①の整流管整流のサウンドは「アナログ的」と感じる。暖かみの有るサウンド。 ②セレン整流は独得の艶や繊細感が有って非常に魅力的 ③現在メインの整流はダイオード整流になって来ている。このダイオード整流の特徴は「カチッとした」質感に有る。パーツのメーカーや型番でも若干のニュアンスの違いは出て来る。個人的な好みは①整流管整流や②のセレン整流だが、今となっては「過去」の整流方法であり、パーツの確保で大変な苦労をする。維持する事が大変なのだ。

「ダイオード」は「半導体」と同じではないが、似た様な構造となっている。「デジタル的」なサウンドの傾向だと思っている。トランジスターのNPN型・PNP型と3層になっているモノが2層になっている。私から見れば「同じ石の音」に聴こえる。トランジスターの動作そのものが「デジタル」な動きをしている。今となっては「ダイオード整流」以外選択肢がない。一部に電池式が有るが、電池にも寿命が有る。

面白いモノで、真空管アンプでもダイオード整流と真空管整流ではサウンドの傾向がかなり変わってくる。