Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

長い趣味には「成長させるシステム」を・・・

2014年04月01日 | ピュアオーディオ

音楽を楽しむには廉価なシステムでも十分感動できる。自分の過去を振り返ってみると、「FMラジオ」から始まっている。当時は中学生で、今まで聴いた事のない曲を聴くと、その旋律の良さやリズムの良さ、楽器の音色にさえ感動を覚えたものである。

社会人になって初めて自分のステレオを持った時の喜びと、新しく聴いた曲との相乗効果で毎日が非常に楽しかったのを覚えている。その後、「グレードアップ」なる「音質変化」を知り、のめりこんで行く。

一度は「すべてを手放して原点回帰」した事もあったが、仕事で疲れた心を休めるにはやはり音楽を聴く事ぐらいしかできなかった。そう思って、思い切って当時のあこがれのSP「JBL#4343」を手にして27年も使い続けたが、所詮はメーカー製のブラックBOXのSP。なかなか思う様にはなってくれない。(使いこなしのノウハウ他が足りなかった)

10年前から「仕事」として「ステレオ作り」をテーマ取りしてやって来た。それまでの「サイド・・・」ではなく、メインワークとして取り組み始めた。SPもすべてのユニットや箱をバラバラに購入し組み上げて来た。これなら「ブラックBOX部」は極端に減少し、アセンブリーのオーナーの意図でどの様にでも出来る。そうやって現在3セットのメインSPを作り上げた。

オーディオを始めてもう40年にもなる。もっと先輩の方もいると思うが、「残された人生の時間」も気になりだしている。「あと何年音楽を楽しめるだろうか?」・・・30代や40代では思いもかけなかった事が現実のものとして受け止めざるを得ない年齢に達してきている。現に「中学」の同窓会等に出席すると「物故者」が何名かいる。仲の良かった友達がもうこの世にいない・・・事も経験した。

オーディオは長く付き合っていく趣味である。機器の買い替えばかりでは能がない。「機器を育てる」(自分が成長する)事を私は目指している。長い人生に楽しみを両立させて、システム自体も成長させていきたいと願っている。