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Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

本当は「最初に壁コン」ですね

2009年01月27日 | ピュアオーディオ

Hl888_2 4年前から始めた「音質改善」作戦が一つの頂点に達しつつ有る。

3年前SPシステムを新たに作る事にして、3セットを選択した。
バスレフ型(オリンパス)、バックロード型(SP-707J)、フロントロード型(RCA Wウーハー)の箱を購入して
3 それぞれのオリジナルの音を確認したのが第一ステップ。

第二ステップではユニットをJBLのユニットのビンテージ品を集めて
3セットのユニットをほぼ同じグレードで揃えた。
ウーハーはLE15AとD130のそれぞれ16Ω仕様と
#375+3大ホーン(HL89,88,90)にこだわった。

第三ステップでは、その3種のSPを鳴らす為の機器を揃える。
スチュウダーCDP+アキュフェーズプリ+自作特製管球アンプ群。
インコネでXLRケーブルが使える事が重要。

Hl901 そして、第四ステップのケーブル類の見直しと来ました。

インコネ類のケーブル交換はこの4年間で10回以上交換し、
SPケーブルも8回におよんで現在のモノに落ち着きました。
交換の度に、ケーブルの径が大きくなるし、重さも半端じゃなくなりました。

SPケーブルは現在よりも更に良いモノが出来そうですが、もっと太くなりそうです。

最後に「電源ケーブル」になりました。
こちらも特製の太く曲がらないものになってしまいましたが、
出てくるサウンドには大満足しています。

そして先週、機器のヒューズをすべて「フルテック」の
「オーディオグレードヒューズ」にしました。

その結果、通常のヒューズでは「オフの音」がバッサリ削られているのに気付きました。
やわらかく、音の密度がしっかり詰まったサウンドが得られるようになりました。

最後になりましたが、「壁コン」の実験でフルテックの「オーディオグレード」の
壁コンを使ってみましたら「見通し」が素晴らしく良い音になりました。
「見通しの良い音」=「ベールが消える」です。

これに気を良くして、最後に水平展開ですべての「壁コン」をS20Aの壁コンにすべく
昨日発注したのでした。

本当は「最初に壁コン」ですね。

今週末には入荷の予定ですので、JBLの3大ホーンシステムが完成の域に近づきます。

来週はウーレイ 813 モニターが来るので忙しくなりますので
その前に片づけて置きたいと予定しています。


ESL-2805 専用 特注トレール

2009年01月27日 | ピュアオーディオ

Stm26m1 クォードのESL-2805専用のトレール STM-26M です。本体架台を彫り溝の中に入れて「地震対策仕様」となっています。

前回ESL-2805専用トレールを作っていますが、お客様の要望でそれとは違うデザインにしています。

Stm26m5 椅子に座ってゆっくり音楽が楽しめるように作成しました。


R305の処遇

2009年01月26日 | ピュアオーディオ

R305 先日来「音質改善」に挑戦していた「R305」は、ユニットの能力のなさの為非常にがっかりしました。ピラミッドのツィーターを使えば何とか使えるくらいになりますが、それでも、R305のツィーターに耳を近づけると「音楽でない音」(雑音)を放射しています。とても聴くに耐えないサウンドですので放出する事と判断しました。

Jbl4425mk2 代わりにJBL 4425MKⅡのSPを使う事にしました。こちらの方が完成度でははるかに上ですね。オリジナルの状態で安心して音楽が楽しめます。

低音も高音もこちらの方が1枚も2枚も上の再生をしてくれます。SP BOXの大きさのハンディをものともしません。


次のSPは Urei 813 スタジオモニター

2009年01月25日 | ピュアオーディオ

Urei_813 専務用の次のSPは 「Urei 813 スタジオモニター」 にしました。

アルテックの604系のユニットとJBLのウーハーで構成されています。

既に604系では604-8Gで#614や#620AをTrail仕様にして、その実力を十二分に確認しています。モニターSPの中で「普通に使える」SPとしてALTEC 604系のSPユニットは非常に素晴らしいソノリティを持っています。

一般的なモニターSPと違って「削られた音」がほとんどないユニットですので非常に楽しみです。

発注しましたので今週末には入荷の予定です。今からどんなサウンドが出てくれるか楽しみです。パワーアンプも2種、Trail仕様の「化け物クラス」のアンプを用意しています。


今、自宅のシステムは?

2009年01月24日 | ピュアオーディオ

1 自宅のシステムはリラックスして聴ける事が大切だと思っています。

JBLのユニットを使って「香るような、漂うような、それでいて見通しの良い」サウンドを追及して来ました。

聴く時間帯がどうしても「深夜」になりますので、小音量で「音痩せ」のないサウンドを獲得しています。20㎝ウーハークラスのSPより「小音量」の「音質」で桁外れの再生音を出します。

4 使っている機器は
1)CDP:スチューダー A727(マスタークロック、ヒューズ交換)
2)ライントランス  WE62C(純鉄コア+フルテックXLRソケット)
3)プリアンプ アキュフェーズ C-290 (ヒューズ交換)
4)パワーアンプ 特製 STC4033L シングルアンプ(7W/ch)
5)ネットワーク JBL #3160+#3105
6)SPシステム
 ①ウーハー箱 サンスイ SP-707J
 ②ウーハー  JBL D130(16Ω)…音質対策済
 ③ミッド   JBL #375+ゴールドウィング…音質対策済
        (+ハイルドライバーを近々パラレル接続予定)
 ④ツィーター  JBL 175DLH+#2405+デッカリボン型(レビンソンタイプ)
            +ビクターリボン型
7)壁コン  フルテック FT-S20AR
8)タップ  フルテック e-TP-60
9)ケーブル 電源ケーブル・・・・フルテックFI-50+特製ルシファー仕様ケーブル
       XLRケーブル・・・・フルテックFP-601/602…特製ルシファー仕様ケーブル
       SPケーブル ・・・・特製SCS-X(ルシファー仕様×2倍)

5 「音質優先」の為、ネットワークの配線の仕方(使い方)はメーカー指定の方法とは異なります。中・高域の音の「鮮度」が違います。

現在、今までで最高の音質と音楽性で満足しています。

が、まだまだ「改善の余地あり」・・・・。


R305をどうするか?

2009年01月24日 | ピュアオーディオ

R305にピラミッドのツィーターを載せてはじめて「使える」レベルになって来たが、いつまでもピラミッドのツィーターを使うつもりはないので対策を講じたいと考えている。

そもそもこのR305に使われているツィーターTW-25の周波数特性は1500Hz~16000Hzなので、鼻っから「高域不足」なのです。100KHzを聴いている者からすれば「不足感」は当然です。

TW-25に変わるツィーターを物色中です。1500Hz以上を再生できるツィーターはそう多くは有りません。候補としてアルペア5、フィリップスドーム型、ダイヤトーンの他の機種を考えています。能率も96dB以上が欲しい処です。


モニターSPについて

2009年01月23日 | ピュアオーディオ

今までに色々なSPを使い、また色々な処で自分が持てなかったSPを聴いてきた。やはりステレオ(ピュアオーディオ)では「スピーカー」の選択が重要だと思う。音を出すのは「スピーカー」だけなのだ。

「スピーカー」と言えば誰しも「スタジオモニター」が気にかかる所だろう。実際自分も「スタジオモニター」に憧れJBL#4343を長年使ってきた。最近はアルテック620AやR305,BBCモニター系のSPととっかえひっかえ挑戦してきた。その中で、「スタジオモニター」と言うSPの宿命のような物を感じる様になってきた。

「スタジオモニター」は「全ての音」の中の「中心部分の音」をメインに再生するように作られているような気がする。「余韻」や「漂う」様な音は極力排除されているように思うのはわたし一人だろうか?

現在私がたどり着いたSPは「スタジオモニター」とは無縁なSPです。3セット持っていますがJBLの#375を使ったシステムです。「スタジオモニター」ではドライバーは1インチクラスになりますが、2インチドライバーを使い出すと1インチドライバーには戻れません。

その2インチドライバーを使ったシステムも単純なSPの組合せではなく、「オンの音」と「オフの音」を出せるSPユニットを組合せ、私の求めるサウンド思想に沿って造ったシステムです。「トレイルサウンド」と呼んでもいいでしょう。多分独特のサウンドを手に入れています。

次に専務に使わせるSPを悩んでいます。彼はこれから先も「職業」としてオーディオと付き合っていかなければなりません。モチベーションを高く持ち続けられ生涯付き合っていけるSPをと思っています。あまりにもシンプルでは困りますし、かといって複雑すぎるのも困ります。聴くソースは私と違ってJAZZがメインになりますので、今までの路線とチョッと違うSPも良いのではないかと思っています。


2009-01-23 16:39:05

2009年01月23日 | ピュアオーディオ

Stm22m1 Stm22m4 本日、2種の「特注トレール」が完成しました。

写真はダイヤトーン DS-10000専用にサイズを変更したモノです。

本来はSTM‐22で良いのですが、お客様の設置スペースの関係で横幅と高さを小さく作っています。

もう1種は写真を撮りそこねましたが、タンノイエジンバラ用にSTT-35の寸法変更したモノです。

色はDS-10000の色に合わせてブラック色に合わせています。


バンドイコライザーの是非について

2009年01月22日 | ピュアオーディオ

SS誌で近頃「イコライザーのすすめ」なる記事が多く掲載されるように思いますが、個人的には「不要」と考えています。「余分な挟みモノ」的な機器だと思います。

売れればオーディオ業界として潤うのでしょうが、自分の経験では、「イコライザーを使う」方のシステムは「ピーキーな音」しか出ていないのではないだろうか?と思っています。

ケーブルの重要性を認識して「音数」(情報量)がいっぱい出ていれば「イコライジング」する必要がないからです。

私のシステムでは120dBサウンドでも「居眠り」してしまうくらい「嫌な音」(ピーキーな音)が出ません。

私が実践してきたことは「CDの中に入っている情報をすべて引き出す」と云う事を最重点にやって来ました。その結果、「情報量」が多いと「うるさくない」のです。と同時に「音のバランス」も自動的に取れて来るのです。

「オンの音」と「オフの音」が有ると云う事は何回も述べていますが、これはケーブルにもSPにも当てはまる事で、この2つの重要アイテムをバランスよく使い切る事が大切です。

「イコライジングすると云う事」は一部の音しか出ていないのでバランスを壊しているので「修正」しているとしか映りません。

もう一つ大事な事が有ると思います。それは「部屋」に対して「ルームアコースティック」が施されていない事を、イコライザーで何とかしようとしているのではないかと云う事で本末転倒と思います。

「部屋」に施す対策は「物理的」にやれば非常にさりげなくローコストに出来ます。この辺に「意識」が有るかないかです。

すべてを「電気仕掛け」に頼らない方が手っ取り早く安く早く出来ます。どんなにきれいで立派なお部屋を作っても「ルームアコースティック」(響きの整合)をやらないとひどい音になります。洞窟の中で「こだま」を聴いているようなものです。


マルチアンプかネットワークか?

2009年01月22日 | ピュアオーディオ

JBLやアルテックのビンテージユニットを使ってSPを作る場合や、既に持っているSPをマルチアンプ化すれば「大幅な音質改善」が期待できるとお考えの方にアドバイスします。

JBLのビンテージユニットを組み合わせて、マルチアンプシステムとネットワークシステムを作り上げた経験から申しますと「ネットワーク方式」をお勧めします。

一般にマルチアンプにするとそれぞれのユニットに専用のパワーアンプをあてがい、「良い処取り」が出来る、ネットワークにはL・Cが入っていて音質を阻害する。と言われていますが、マルチアンプには「チャンデバ」が必要な訳で、この機器の音質が「ネック」となります。

本当に「最高級の音質」を求めるので有れば、電源ケーブル、インコネケーブル、SPケーブルも3ウェイなら3倍必要になる訳で費用もスペースもレイアウトも大変な負担をする事を覚悟しなければなりません。

その点、ネットワーク方式は非常にシンプルに出来、ケーブル類の本数も少なくて済む分グレードを上げられます。

アンプも同様に1セットに金額をつぎ込めます。

ネットワーク方式の場合ネックとなるのは「ネットワークの音質」と「その使い方」に有ります。

例えばJBLのネットワークで説明しますと、500Hzクロスのネットワークには#3150,3160等のプロ用とLX5と云うコンシュマー用サイズのネットワークが有ります。

プロ用のネットワークを使えばマルチアンプに匹敵する音質を確保できます。

私がネットワーク方式にして使っているのは、低域にD130の様に高能率のユニットと#375との組み合わせのSPシステムです。低域が高能率ですのでうまくつながります。

これに対し低域のユニットの能率が悪く、Wウーハー化できないウーハーと#375の組み合わせの場合、能率を合わせるのにネットワーク方式ではアッテネーターを噛ませないとできません。このアッテネーターの質が音質に悪影響を与えるので安直に、調整のやさしいチャンデバを使ってマルチアンプにしているのです。

音質の劣化の少ないアッテネーターが確保できるのであれば、シンプルな「ネットワーク方式」が良いに決まっています。

使用するケーブルも最高級となると、マルチアンプ方式とネットワーク方式では100万円~200万円の違いが出て来ます。この価格分をSPケーブルにかけますと「音質差」は無いか、ネットワーク方式の方が上になります。

実際に私のオリンパスマルチアンプシステムと自宅の707Jネットワークシステムでは「同等」か音色は自宅システムの方が上に来ます。やり方によって「音質」はかなり変わります。

もう一つ大事な事が有ります。ネットワーク方式の場合、メーカーお勧めの使い方は大きな欠点を持っています。これが、「使い方」が大事な所以です。

低域用のネットワークと高域用のネットワークの接続の仕方で大きくサウンドの質が変わります。ネットワークを2個通過させてユニットに繋ぐ事は避けたいものです。

また、オリジナルで質の高いネットワークを作るのも一つの手でしょう。