久しぶりに同じCDをオリンパスシステムで聴いて、自宅のシステムでも聴いています。
かけているCDは「ヨーヨー・マ ベストコレクション」。随分と「音楽の雰囲気」が違います。
「柔らかく繊細な音」がするのが自宅の707Jシステム、「迫力や音の厚み」で聴かせるのがオリンパスシステム。どちらが良いかと問われても答え様がない。どちらも気に入っている。
ヴァイオリンやチェロ等の弦楽器の美しさと全ての音の余韻は707Jシステムが上です。こちらのシステムは「音色の美しさと見通しの良さ」で「耽美な世界」を聴かせてくれます。重心が高く細い感じもします。
これに対してオリンパスシステムは低域のウーハーLE15Aの底力(馬力)の上に豊潤な中域・高域が繋がっている印象。音の重心は低いけど低音の質感にもう少し品位が欲しい。
以前オリンパスシステムでスチューダーのA730とA727を聴き比べた事が有りますが、その時はA730に対してA727は「半分くらいしか音数や音の厚みがない」と感じていました。
システムの総合力として分解能は707Jシステムが高く、音の厚みやまとまりではオリンパスの方が高い。この辺がシステムとしての「総合力」で機器の違いを逆転させます。
ここまで来ますと自宅にもA730を導入したくなります。
「音楽を一人で楽しむ」には自宅のシステムの方が好きです。軽い低音と高い分解能、見通しの良いサウンドは「音楽」を聴かせてくれます。