Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL3大ホーンシステムの比較

2009年01月04日 | ピュアオーディオ

モニタールームのRCA箱システムがケーブル交換(電源ケーブルSCE-45S・SPケーブル SCS-X・インコネ SCX-24)によって、生まれ変わったようなサウンドを奏で始めました。

奥の部屋の「オリンパスマルチアンプシステム」がかすんでしまいそうになっています。わずかにCDPの完成度で上回っている様な状態です。

元々RCA箱のD130(16Ω)は素晴らしい低音で、奥行きと厚みがあって軽く弾む質感です。オリンパスに使っているLE15AはJBLの中でもコーン紙が最も重いウーハーですので、分解能と反応の速さでは元々太刀打ちできません。D130も1発なら「低域の厚み」で対抗できますが、2発仕様にしますとこの「音の厚み」でも対抗できるようになってきます。

中音のドライバーは#375で共通ですが、組み合わせているホーンもHL90(お化けホーン)はHL88(蜂の巣)の質感を上回ります。音のキレ・ヌケ・音数でHL88を圧倒します。

HL-90はJBL最強ホーンと思います。HL88は音の拡散の仕方が放射状になるのが特徴で狭い部屋でも使いやすさが有りますが、大音量で比較しますとHL-90の「音の活きの良さ」の方が「生演奏」に近くなります。

RCA箱システムにスチューダーのCDPが欲しくなります。A730クラスが欲しいですね。そうなると「オリンパス」のシステムが聴けなくなる可能性が高いです。

こうなりますと、オリンパスシステムに早く「ハイルドライバー」を付けたくなります。こうしますと「中音の厚み・音数」が激変しますと共に、低音の質感も大幅に向上して対抗できます。

自宅のバックロードホーンシステムは「低い音量」で楽しむ装置に特化していますので、・・・と言うか「大音量」を出せない場所と時間ですので致し方有りません。

こちらもハイルドライバーを付加しないと「音質」で前の2つのシステムには対抗できません。でも1番まとまりの有るシステムかも知れません。現状でも十分楽しめます。

この3つのシステムの「音質のグレード」が揃わないと気持ちが落ち着きません。何かをすれば直ぐに「水平展開」して同レベルにしてしまいます。

あとはウーハーとホーンの性格の違いですので、違いを楽しむ様にして行きたいと願っています。


オーディオグレードヒューズは?

2009年01月04日 | ピュアオーディオ

Furutech_fuse_big1 「ロジウムメッキ」のフルテック製と「金メッキ」のカイン・ラボ製を比較した結果から、どちらが優秀かと問われれば「フルテック製」に軍配を上げます。

音のち密さ、周波数レンジの広さ、音のうるおい、音色等々すべての面でカイン・ラボ製を上回りますね。

Kain  カイン・ラボ製は一般のヒューズに比べれば格段の性能ですがフルテック製には及びません。これが私の率直な感想です。これはあくまでも私の「個人的見解」ですのでご理解ください。

「オーディオグレードヒューズ」と云えども、システムの「総合力」が低いシステムではさほど効果は期待できません。システムのグレードが高いほどその効果も高く出てきます。

この辺が、使う人によって「感想」がまちまちになる理由だと思います。

理屈的に、電気の流れに大きな抵抗が入るようなシステム(グレードの低いシステム)ではヒューズで改善されても他の処で吸収されて効果が見えません。

一方、伝送ロスの少ないシステム(グレードの高いシステム)では交換の効果が如実に表れてきます。

そのグレードを決める大部分は「ケーブル」が担っています。機器(CDP・アンプ・SP)にどんなに高価な機器を揃えても、それらを接続するケーブルのグレードが低ければ、それなりの効果しかないと云う事です。