Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

音数を増やすためにはSPのセッティングをおろそかに出来ない

2017年01月25日 | ピュアオーディオ
大型SPシステムを床面にポンと置いて(直置き)使っている方が殆どだと思う。メーカー純正の「袴」や「スパイク」を使ったセッティングに疑問を持たないのだろうか?

それらの「袴」や「スパイク」及びその位置は、個人的見解で言うなら「取って付けた様なもの」で、メーカーで音質を確認したと云うより、「置き見栄え」を図った根拠のないものだと思っている。自分で「SPセッティング」を追求して感じた事である。

「SPから床面への振動の伝播」で床面に音エネルギーが「振動」として伝わっている。この振動の伝播を防ぐ方法として「サスペンション方式」(クッション・制振)をして、床面に振動が伝わりにくくする事を対策すると「音数」が増えて来る。それも「前面に音が出て来る」様な鳴り方に変わる。当然「音数」も増えて来る。中型・小型SPにも同じことが言える。

SPのセッティングで最も理想と思えるのが、床面に設置しない事だと思うが、その為には「吊るす」事が必要になって来る。しかし100Kg近い重量を吊るすには相当な安全対策と吊るす支持ポイントを確認しないといけない。低域に関しては箱を含めた重量の問題でほぼ不可能な内容になるだろう。中高域のホーンシステムなら、重量的にも何とかなる重さで有り、吊るすポイントや方法も何とかなると思う。

「吊るす」事で得られるメリットは、「自然な振動(響き)」ではないだろうか?・・・これを床面に設置する方法で原理を考え実践すれば相当な「音数」の増加につなげる事が出来ると思う。大型SPには床面への振動の伝播を極小化させる工夫が求められる。決してメーカー任せでは得られない豊かなサウンドが得られると思う。