Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケンタウルスとアルデバランの感想

2010年12月12日 | ピュアオーディオ

ファーストロットのRCAケーブル「ケンタウルス」(G)とSPケーブル「アルデバラン」(S)を購入いただいたお客様から使用後の感想をいただきました。参考程度にお読みください。

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新ケーブル、ようやく時間をとって聴くことができました。とはいえ、今晩からまた出掛けるため、じっくり聴けるのは更に先になりそうです。とりいそぎ、感想をご報告。

まずスーパーツィータ(ONIX ERT)用に特注致しましたアルデバラン。付属SPケーブルからの交換になります。ビルエヴァンスの実況録音で確認したところ、背景の雰囲気が今まで以上に生々しく感じられました。高音の抜けが素晴らしいですね。スーパーツィータのアッテネータを1段絞っているのですが、MAXになっているのでは?、と感じる瞬間が何度もありました。けれども実際アッテネータをMAXにするとやや高域寄りになりバランスが崩れるので、正確に言えば、バランスを崩さずに高域を拡げるアルデバランと、アッテネータ調整の効果は異なる模様。アルデバランは価格的にもスーパーツィータ用ケーブルとして妥当だと思います。

次いでケンタウルス。ルシファ-との交換になります。Accuphaseのプリ~パワー間に繋いだところ、もともと持っていた装置特有の分解能の高さが前面に出てくるようになりました。fレンジが広がり、高域もさることながら低域がフワッと出て、余裕が感られます。ルシファ-を凌駕したという言葉も納得できます。

その後、元のルシファ-に戻したところ、ケンタウルスのレンジの広さには及ばないものの、私にとってはルシファ-の中域のぎゅっと詰まった濃厚な音も捨てがたく、どちらか片方を選べと言われたら悩ましい選択となりそうです。

やや思案した後、今度はプリ~パワー間はルシファーのままとし、CDP~プリ間をXRLで繋いでいるルシファーを外してRCA端子でケンタウルスを接続。これが予想以上にハマり、ルシファーの濃厚さを残しつつ、これまで以上に分解能の高い音を得ることが出来ました。

この場合、XRL端子とRCA端子の差の影響も考えられるため、CDP~プリ間をRCAルシファー、プリ~パワー間をケンタウルスと両者ともRCA接続にした場合も比較。これは最初にCDP~プリ間をXRLルシファー、プリ~パワー間をケンタウルスで繋いだ場合と同様の傾向でした。したがいまして、XRL、RCAの端子の違いよりケーブルの接続箇所の違いが影響していると考えた次第です。

短期間の個人的な見解ですが、もしルシファーの特徴を残したまま音質改善を図りたいなら、信号の上流をfレンジの広いゴールドスターとし、下流をルシファーにするのが良いのではないかと感じています。(今後システムが活性化してきたら、やはりオールゴールドスターがベスト、となるかもしれませんが。)

いままで使っていたXLR ルシファーは、スタックスのイヤースピーカー用真空管アンプとCDPを繋ぐケーブルとして使用中。こちらは一般的なケーブルとの交換でしたので、すぐに低域と高域の質感が向上するのがわかりました。

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既にラインケーブルを「ルシファー」にしておられる場合は、「上流」から交換して行かれる事をお勧めします。「下流」からでも問題なく使えますが、何処か1個所交換しても効果を確認出来ます。それくらい「伝送能力」が上がっています。

「ルシファー」には「中音の密度の高さ」が有りますが、ゴールドスターシリーズは使いこんで行きますと(約1ヶ月以上)、ルシファーには戻れなくなります。交換当初の「中域の密度」の違いは「機器が対応できていない」だけなのです。


PSA-2パワーアンプのヒューズ交換

2010年12月12日 | ピュアオーディオ

昨日の夕方注文していたフルテックのヒューズが到着しました。早速入れ替えをしています。

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底面のカバーを外した状態です。

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こちらが交換前のヒューズです。インレットから基盤までの配線もゴールドスターシリーズに交換しています。

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こちらが交換後になります。青色のヒューズがフルテックのオーディオグレードヒューズです。

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ついでに騒音対策をしないといけないファンのサイズを確認しています。

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サイズはW:H:D=105×105×38mm程度です。

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将来使う予定のXLR端子もフルテックのオーディオグレードに交換しています。次回はSP端子とファンをサンヨーの静音タイプに交換予定です。

さて肝心の音質の変化はと云うと、「音数の増加」と「まろやかさ」、「力強さ」と「音のゆとり」が出て来ました。音数は「音の厚み」に関係して来ますので期待しています。

このアンプとIC150Aの組み合わせは、まだ使い始めて1週間くらいですので「ふん詰まって」いる状態です。半年かけて「活性化」させてからが評価になると思います。この時代のアンプは「鉛半田」を使用していますので「活性化」(活眼/覚醒)に時間がかかります。

このCROWNの組み合わせは、パワーアンプよりプリアンプの方が貧弱に感じます。プリアンプを変えると「大化け」するかも知れません。