当初は「トランジスターアンプ」で揃えていたのですが、途中で「管球アンプ」を特注で作って、「Trail仕様化」して考えが変わって行きました。そうして「トランジスター → Trail仕様管球化」へ移行しました。そして現在に至っています。
現在管球パワーアンプを10セット保有しており、現在も使用中のアンプが4セット有ります。管球アンプの場合「予備球」の確保が非常に頭の痛い所です。今までにほぼ20年くらいは使える予備球を確保しています。
管球アンプの良い所は「質感」です。同じ質感を得ようとするならばトランジスター型なら軽く100万円/台は越えてしまうでしょう。これが管球ならTrail仕様にする事で20~30万円で出来てしまいます。
今回「トランジスターアンプ」に回帰するのは、トランジスター型の優位点「低域の再現の良さ」に有ります。500Hz以下の帯域で出ている音の70%以上を占めます。この帯域の質感を良くしようとすると「トランジスター型」の方が良い様だと思います。
トランジスター型パワーアンプの良い点は「音の立ち上がりの早さ」、特に低域のドライブ力は管球では得られないモノです。また、球の寿命を心配しなくても安易に使える事です。球の寿命を気にして使わなければならないのはストレスになります。
マルチアンプでトランジスターを低域に、管球を中高域に使うのがベストだと思っていますが、どのシステムもマルチアンプにするには大がかり過ぎます。スペースの問題もあります。何よりも良いチャンデバが少ない事です。
今回全てのシステムのパワーアンプを「トランジスター化」したいと思っていますが、自宅のアンプの交換は非常に難しいと思っています。音質が釣り合うアンプは容易には出て来ないでしょう。
現在RCA箱システムをトランジスター化している最中で、「ローインピ」の不具合を解消して安心して使えるようにするのが先決です。本日#3152ネットワークが入荷します。直ぐに入れ替えを予定しています。
次に「オリンパスシステム」のアンプをどうするかで非常に迷っています。どのメーカーのアンプで統一しようか?で悩んでいます。低域のM-100に合わせるなら中・高域もアキュフェーズになります。ただそろそろM-100も交替を考えていますので、レビンソン・パス・・・・のアンプも考えています。
マルチアンプの場合、低域のアンプは200Wクラスになりますので沢山候補は有るのですが、中高域は50Wクラスで良いのです。100Wクラスだとパワーが大きすぎると思っています。そうするとなかなか同じメーカーで合わせるのが難しくなります。パワーアンプにゲインコントロールが付いていれば調整がやり易く選択の幅が大きくなるのですが・・・。当分はこの点で悩みそうです。・・・・もっとも現在でも十分な音質を確保していますので交替そのものも含め、必要性を強くは感じていません。のんびり行きましょう。
・・・と云う訳で、堂々巡りのアンプ探しでまた「回り道」をしている様です。