Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

新品や中古のアンプ・スピーカーの音質確認の方法

2010年09月15日 | ピュアオーディオ

今回中古でレビンソンNo331のアンプを購入しましたが、その性能と音質の判断は「500Hr後」にするのが良いと考えています。

新しい機器をシステムに導入すると「早く音質判断」しがちです。急いでしたくても出来ない「理屈」が有るのです。新しく導入する機器(CDP・アンプ・スピーカー他)は「眠っていた」機器である為「起こしてやる」事がまず必要です。

私の所では「オール・ルシファーケーブル」(超大容量伝送ケーブル)でやる訳ですので、「眠っていた機器を起こす」だけでは済みません。機器の活性化「活眼/覚醒」まで考えておかないといけません。

昨日は8時間連続でNo331を鳴らし続けました。眠っていた機器なのでまず「起こしてやる」事をやっています。この時点では「音のバランス」や「エネルギー感のバランス」・「音色」等が狂っています。「眠った機器を起こす」には最低100時間はそのまま鳴らし続けるものだと思っています。日数にして約1ヵ月半(毎日2時間聴いて)はかかります。

繋いで電源を入れて1週間ぐらいではまともな評価は出来ません。それは①接続ケーブルを馴染ませる事に最低1週間必要、②アンプ内の「電気の道の拡幅工事」を確認するのは1ヶ月半~半年必要。・・・となります。この間に「性能を100%発揮させる」事は出来ません。初めから過度な期待や調整はしない事が大事です。

単に「システムの中でその機器だけが入れ替わった状態」で保つ事が良い方法です。ここで触りすぎますと「本当に良くなったのか?」が見えなくなります。特にスピーカーを入れ替えた時は「セティングやアンプやケーブル」を触りがちです。何もしないでじっと待つ事が「最短距離」で改善できます。触りすぎて分けの判らない状態になるのが最悪です。交換した機器が「今どのような状態に有るのか?」をイメージ出来なければ次の一手は打てません。このイメージを作れない方は「ただ黙って半年間」待つ事をお勧めします。無駄な行動やお金を使わないで済みます。

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昨日1日でNo331のサウンドは非常に大きく変化しました。基本的なこのアンプの性能の高さを感じました。初めは「エネルギー感不足」を感じていましたが、大幅に改善して来ています。更にこのアンプの特徴なのか「空気感」の再現が非常に素晴らしくなってきました。また音色も「ジューシー」な音色に変わってきて緻密なサウンドを予感させます。今回のNo331アンプの購入は「当たり」であったと感じています。

初めから100%の性能発揮を望んでも「電機の宿命」からは逃れられません。慌てて対策しないことです。