Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SONY 5000F のチューナーの馴らし込み

2010年09月03日 | ピュアオーディオ

5000Fのチューナーを鳴らし始めて3日目に入りました。随分と眠っていた機械の様で接続当初はまともな受信も再生も出来ませんでした。

St5000f3

毎日、朝出社と同時にSWを入れ音を出し始めます。はじめの2時間ぐらいは受信状況も不安定で、左右のチャンネルから「ブツブツ」としたノイズがしょっちゅう出て来ます。音量もも大きくなったり小さくなったり安定しません。

一度「死んだ機器」は「生き返らせる」事が大変です。現在通電時間は延べ時間で20時間ぐらいでしょうか、ようやく安定化に向かっているようです。まだ当分は「生き返らせる」事に注力する事になると思います。

ただこの5000Fを使ったFMのサウンドは「アナログ」的で非常に好ましいのです。音の線が太く、ノイズが有り効き辛い点も有るのですが、相殺しても魅力的です。接続ケーブルもチャチなケーブルしか使っていませんし、電源ケーブルもオリジナルの細い「直出し配線」のままです。

「温故知新」のサウンドで聴き疲れしません。これは見直さないといけません。


高級ケーブルについての考え方

2010年09月03日 | ピュアオーディオ

一般に10万円を超えるケーブルは「高級ケーブル」だと思います。ケーブルを作成するに当たり、自分なりに色々な方に質問し、雑誌やネットでケーブルの評価等を集めました。

その中に「高級ケーブルは癖が強い」と云う言葉や「高級ケーブルを試してみたが交換が無かった」等の評価を良く耳にし読みました。

しかしこれらは「ケーブルの理論」が判らなかった事による「誤った判断」で有ると確信しました。

「高級ケーブル」ですので一般の安モノとは違う「作り」や「音質」でなければメーカーも「高級ケーブル」とはしないと思います。使うユーザー側の認識が変わらなければこの評価は変わらないと思います。逆説的に「認識を変えさせる」事が出来れば商品の存在価値は有ると云う事でも有ります。

まず1セット購入して「音質」の比較をされるのが一般的でしょう。これは私も導入手順としては仕方のない事と思っています。金額が高いのでどうしても用心をします。自分の場合でもそうでした。

この状態では「高級ケーブル」は導入初期「癖の強い音」と判断されると思います。問題は「なぜだろう?」の疑問を持たない事だと思います。「こんなものさ」とあっさりと何も考えない事が一番の問題だと思います。

「良い音」、「悪い音」「癖の有る音」にはそれぞれ「理屈」が有ります。「なぜそうなったのか?」についての「考察」が必要だと思います。

一般に「癖の強い音」はケーブルが発していたのではなく、接続された下流側の機器が「消化不良」を起こして(ビックリして)、ケーブルの伝送する「情報量」に対応できなかったのだと思います。

電気の流れは「水の流れ」に置き換えて考える事が出来ます。ケーブルはさしずめ「水道管」に相当します。高級ケーブルは一般のケーブルに比べて「情報量」が多いと考えられます。つまり「水道管」の直径が大きいのです。ですから流せる水量が大きいとも言えます。

1箇所のケーブル交換(水道管交換)をしても、何処を替えるかでその効果は変わって来ます。最終的に「システムの総合力」が音に出て来ます。その音を出すスピーカーに近いケーブル(SPケーブル)で試すのが一番判り易いと思います。

私は「信号ケーブル」は「下流側」から、「電源ケーブル」は「上流側から」をお勧めしています。やみくもに「高級ケーブル」を使っても、下流側の機器を「ふん詰まり」や「オーバーフロー」させるだけですので「手順」を守って導入すれば、今までと違った結果を得ることと思います。