Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

私の趣味の経緯

2009年09月13日 | ピュアオーディオ

30年前、当時各誌オーディオ雑誌で絶賛され、某オーディオ雑誌のモニターSPになっていたJBL#4343を「これさえ持っていればSPは卒業できる」と、「オーディオの泥沼」からおさらば出来ると考えて、身の丈に合わない買い物をしました。

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あとはこのSPをドライブできるアンプを揃えれば「私のオーディオ」は卒業のはずでした。卒業する為、当時これも絶賛されていたマッキンのC29とMC2500とオルトフォンの8Nケーブルを買い求めました。

この状態で27年ほど使い込んできましたが、ソプラノが聴けない、低音と高音の質感が合わない等の問題点はそのままにして、いつかは「良くなるだろう」・「これでオーディオは十分だ」と思っていました。

その後、40歳を過ぎてからバイクに懲りだして、一時期は4台のバイクを同時に所有し、すべて任意保険に加入し(年間20万円以上)、バイクをとっかえひっかえ毎週土日の休日は「ツーリング」を楽しんでいました。新しい楽しみの境地を開いた事と若い頃忙しくて出来なかった鬱憤を晴らしていました。ほとんど毎週自宅から阿蘇の大観峰に通っていました。春夏秋冬、季節の移り変わりを楽しんでいました。はじめはネイキッドバイクでしたが、トライアルやオフロードのバイクに変わり、息子と「林道ツーリング」がメインになり、2度目の青春を謳歌していました。それとともにバイクの数も減らして、現在は1台のオフ車を残すのみとなりました。この間約10年の間「オーディオ」のグレードアップはお休みしていました。

林道ツーリングを始めるようになってから、「カメラ」にも凝る様になり、多いときは10台の1眼レフカメラとレンズ30本くらいを集めました。こちらは5年間ほどでカメラも集約して、現在1眼レフ(銀縁)2台、2眼レフ1台、デジタル1眼1台、デジタルコンパクトカメラ2台で落ち着いています。レンズは1社に集約し20本くらいにして防湿個で眠っています。現在も使っているのはデジタル機器ばかりで銀縁カメラとレンズは眠っています。主に風景と家族写真、花が被写体です。

こんな時「オーディオ道場」を知り、オーディオ熱が再燃しました。そして「SP台のパテント」を取得して起業したわけです。

起業して「良い音とはどんな音だろうか?」と疑問を持ち、「オーディオの基礎的技術」に的を絞って実験や試行錯誤をこの5年間毎日続けてきました。その過程でJBL#4343は手放して別のSPやアンプに変わってきました。サラリーマンの時代(32年)でも色々「音質対策」はしましたが、プロとなってからの実際の行動はサラリーマンが一生かかっても出来ない事を1年で済ませてしまいます。アマの時代は雑誌の評論が頼りで選定しますが、プロは実際に原理を考え、機器を実際に聴いて判断します。この時「機器の可能性」も読みます。

新しくSPを購入されるたびに皆さんも「これでオーディオの泥沼から脱出できる」と思われて購入される方が大半だと思います。価格も高価なSPですとなお更です。

ただ問題は「望んでいた音質・表現力」になっているかです。お金をかけた分外れは少なくなると思いますが、オーディオの本当の問題は「伝送ロス」の発生です。これを極小化していかないと良くはなりません。使っている機器の能力の何パーセントを引き出せているか?CDの中の情報を何パーセントSPから出しているか?の視点を持てばやる事の筋道が見えてきます。
現在もっているSPの能力の限界に挑戦すれば「求める音質・グレード」に近づけることができます。ただ最新のSP達は「自然の原理」を無視した「デザイン重視」で作ってあるものもありますので要注意です。「自然の原理」に反した機器は「音質改善」が相当に難しいのです。


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