Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

SPの「質感」

2009年09月05日 | ピュアオーディオ

今回のBC‐Ⅱの「ルシファー化」でつくづく思うのは「SPの音の質感の基本的な部分はケーブルで決まる」と云う事です。

SPの方式(例えばホーン型、コーン型、ドーム型等)で音の出方は若干異なりますが、概ね同じグレードの質感になります。

ユニットに使われる材質も紙コーン、プラスチックコーン、メタルドーム、ソフトドーム型と色々ありますが、こちらも概ね同じグレードの質感になります。

「なぜケーブルで音質レベル(質感)が決まるのか?」・・・それは「SPから出せる情報量がケーブルの伝送力で決まるから」です。

SPユニットが一定の能力を持っていれば、伝送ロスの少ないケーブルで配線すれば、ケーブルに比例して「音質」は変わっていきます。現在お持ちのSPでも内部配線とアンプからのSPケーブルを交換すれば大きなグレードアップが出来るという事です。

ただし、SPユニットに能力があってのことです。D社のR-305に今年2月トライしましたがこのSPはほとんど変化しませんでした。ユニットの性能に大きな疑問を持ちました。単なる「柄が大きい」だけのSPでしかないと思いました。今回のBC‐Ⅱはケーブルをグレードアップすればするほど性能が飛躍的に伸びています。

現在の状況で単純にR-305とBC-Ⅱ(Trail仕様)との「音質比較」をすれば10人が10人 BC‐Ⅱに軍配を上げるでしょう。出てくる音数や質感が決定的に違います。

私は「音の雑味」の有る音を嫌います。ベールをかぶった音の事で、音のキレ・ヌケが少なく、ベールをかぶった鈍い反応のサウンドです。

キレ・ヌケ(スピード感含む)が素晴らしく、低音・高音の伸びが有って中音が分厚く、繊細さと雄大さを併せ持って、「音が面で出てくる」様なサウンドでプラス「心の琴線」に触れるサウンドでないと安心して音楽を聴けません。今回のBC‐Ⅱの「ルシファー化」はこのすべての「感性」を満たしてくれました。しばらくはこのSPの虜になりそうです。Rchのビビりも治りましたので心おきなく楽しんで行きます。


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