二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

オマツリ

2015-11-02 08:57:22 | 徒然に想う

集落を眺める山の中腹に、琴平様、毘沙門天。集落の中にお太子様、春日様。端を流れる沢筋に、水神様(水天宮)が祭られている。そのお祭りが、昨日あった。なにがなくとも地域の方たちとのつながりはありがたい。今回も誘っていただけた。この地区では60~70世帯を6つの班(区という呼び方をする)に分け、順番にこういった年次などオマツリの当番を回している。52の庵主が最年少、57と続いて、参加者は60代以上がほとんど。最高齢が80歳。9時に集まって、琴平神社を目指し、山を登る。は、早い。しんどいと仰るも、年齢を感じさせるような早さじゃない。

こういった行事の後は直会(なおらい)。参加者みんなで集まって、食事をとる。付き物のの、お酒に昔話、だれだれの近況などなど。乾杯が済んで、仕出しのお弁当を見れば、お~、まただと気が付いた。オハギかきな粉餅かが付いている。握りや巻き寿司、稲荷に煮物。そのわきに鎮座されている。思い出せば、今回に限らず、これまで頂いたものに必ず伴ってる。甘いものがご馳走や貴重だったことがあるのは聞き知っている。その名残なんだろう、か。高知以外ではまだ見たことがない。K兄にタヌキか何かが畑を荒らし始めたと、どうしたらええですか?

直会がはけて、K兄、罠を見せちゃるというので、ついていった。黄色コンテナを二つ使って手作り。仕組みもいたって簡単。これならアナグマやタヌキなどの小動物を捕まえられる、貸しちゃると話されている傍ら、ごそっと動いた。アナグマ、ついでにこいつもやるで。さばき方? 知らん。なんとかなるろう。ふたり山に入って格闘。直会でお神酒も入った、車を転がすわけにいかない。初めて移り住む家で一夜を向かえますと、家の前で落としてもらう(K兄はお酒が飲めない)。それから、小一時間ほど、ラップに包まれた数片の肉の塊を冷凍庫に収め終えた。タスマニアで教わったやり方、大いに参考。共通してたポイント、絞めるとき、躊躇せず一気にだ。…さすがに動物をさばくのは疲れる、精神的にまいる。テレビから流れるハイティンク指揮ロンドン交響楽団のブラームスの交響曲一番が癒してくれた。

 

 

今日の一枚:琴平神社に向かう道すがら、振り向けば、絶景。九時過ぎのこと。