二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

いろんなカラー

2015-11-23 17:20:58 | 徒然に想う

土、日と町が企画した移住を考えている人向けのツアーに参加してきた。もう、移っているのに? なかなか一人では、いけない所もあるし、地区のオンチャンたち・小母ちゃんたちの話など聞けない。さらに目玉が二つ、町営博物館で話が聞ける。横畠という地区があって、芋煮会に参加する。いいチャンスなんで、混ぜてもらった。

芋煮ができるのを待つ間に、小母ちゃんたちと蒟蒻づくりの体験。味噌作りのように、蒟蒻芋を茹でたり(今回はゆであがった芋を使う。稲わらが刺さるくらい茹でるんだとか)、できた蒟蒻を茹で完成させるのに時間がかかる。が、意外に簡単(自家消費という意味で)。これで、また一つ覚えた。それが終わって、今度はオンチャンがガイドして地区内を散策。ガイド役のオンチャン、実に熱い。地域を如何に守り、育て、持続させるか。ひしひしと熱意が伝わってくる。そうこうしてたら、お昼を知らせる町内放送。さぁ、出来たろうから食べに行きましょ、とオンチャン。

食べ物に対して、自然と反応してしまうことがある。「芋煮」もその一つ。しかも、「芋煮会」と聞けば、なんちゃ参加したくなる。肉は何? 味付けは醤油? 味噌? それに加え、大学時代、秋になると広瀬川の畔に繰り出したもの。豚肉に味噌味、閉めのうどんも格別だった。あの多感(?)な時期のことを思いだす。地区のオンチャンたちと話したいというのはどこかへ行きそうだ。花より団子、になってしまうかも。

この横畠地区、若い世代を受け入れようという機運に満ち溢れ、最近若い世代が戻ってきたり、新たに入ってきたりしてるんだとか。芋煮会の会場に着いて分かったのだが、今年から婚活用の企画も含まれていた。しかも、ものすごく結束していて、いろいろな企画をしては人を呼んでる。以前書いたと思うが、竹を切りだして、蝋燭をともすキャンドルナイト。運動会、盆踊りも盛大。町のなかでも、ちょっと独特な派手やかなカラーを感じる。庵主の入る地区は60数世帯、こじんまり、でもしっかり伝統を残そうという「静」的なカラー。この町、こう言ったカラーがもっとにじみ出ていけば面白いことになるじゃなかろうか。

(横畠から西を望む。眼下に仁淀川。奥に仁淀川町の集落が見え、山々の向うは愛媛県久万高原町。)

 

 

今日の一枚:博物館で「灯工房ひよこ」による企画展が始まっていた。『県内産の竹や桜などの木材と土佐和紙や不織布などを使ったコーンタイプ、竹灯を主に、行燈、瓶ランプなど幻想的で土佐ならではの灯を展示』。その一場面、不織布に色が変わる仕掛けの付いたLEDが幻想的に揺らめく。

 

 

 


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