村井純著『インターネット新時代』(岩波新書、2010年1月20日、760円+税)
インターネットの基本的なとらえかたや現状の把握、今後の展望など、わかりやすく読みやすい。村井さんは、基本コンセプトがしっかりしており、学ぶところも多い。
必読の書だろう。
インターネットが、どれほどふかく社会や経済をとらえ、かえつつあるのか。
関心があるのは、サーバー側の高度の分散処理の技術、膨大なデータの処理、インターネットの真のグローバル性、技術が急激にかわるなかでの高い信頼性の確保、ネットの断片化の危険性、アメリカとつながる太平洋側にしかない日本のインターネット回線の脆弱性、あらゆる分野の基盤となるインターネットの役割、次世代ネットワークなどです。
「少子化社会のなかで、デジタルコミュニケーションが教育に対してどのような役割を果たせるか。」(47ページ)
村井純さんや高橋徹さんなど、日本のインターネットの草分けの人々とは、直接会って話していても楽しい。村井さんに、子どもたちにインターネットをつかったネット教育の可能性が具体的になったことを話したのは、1994年ごろだと思う。かれが、大きな体を文字どおり宙にうかせて小躍りして喜んだ姿をいまでも思い出します。
インターネットの基本的なとらえかたや現状の把握、今後の展望など、わかりやすく読みやすい。村井さんは、基本コンセプトがしっかりしており、学ぶところも多い。
必読の書だろう。
インターネットが、どれほどふかく社会や経済をとらえ、かえつつあるのか。
関心があるのは、サーバー側の高度の分散処理の技術、膨大なデータの処理、インターネットの真のグローバル性、技術が急激にかわるなかでの高い信頼性の確保、ネットの断片化の危険性、アメリカとつながる太平洋側にしかない日本のインターネット回線の脆弱性、あらゆる分野の基盤となるインターネットの役割、次世代ネットワークなどです。
「少子化社会のなかで、デジタルコミュニケーションが教育に対してどのような役割を果たせるか。」(47ページ)
村井純さんや高橋徹さんなど、日本のインターネットの草分けの人々とは、直接会って話していても楽しい。村井さんに、子どもたちにインターネットをつかったネット教育の可能性が具体的になったことを話したのは、1994年ごろだと思う。かれが、大きな体を文字どおり宙にうかせて小躍りして喜んだ姿をいまでも思い出します。