eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

『インターネット新時代』

2010-03-29 20:05:41 | 読書/新聞/映画など
村井純著『インターネット新時代』(岩波新書、2010年1月20日、760円+税)

インターネットの基本的なとらえかたや現状の把握、今後の展望など、わかりやすく読みやすい。村井さんは、基本コンセプトがしっかりしており、学ぶところも多い。

必読の書だろう。

インターネットが、どれほどふかく社会や経済をとらえ、かえつつあるのか。

関心があるのは、サーバー側の高度の分散処理の技術、膨大なデータの処理、インターネットの真のグローバル性、技術が急激にかわるなかでの高い信頼性の確保、ネットの断片化の危険性、アメリカとつながる太平洋側にしかない日本のインターネット回線の脆弱性、あらゆる分野の基盤となるインターネットの役割、次世代ネットワークなどです。

「少子化社会のなかで、デジタルコミュニケーションが教育に対してどのような役割を果たせるか。」(47ページ)

村井純さんや高橋徹さんなど、日本のインターネットの草分けの人々とは、直接会って話していても楽しい。村井さんに、子どもたちにインターネットをつかったネット教育の可能性が具体的になったことを話したのは、1994年ごろだと思う。かれが、大きな体を文字どおり宙にうかせて小躍りして喜んだ姿をいまでも思い出します。


韓国・台湾で電子書籍端末

2010-03-29 20:03:16 | 読書/新聞/映画など
「台湾で専用端末を使った電子書籍配信サービスが相次いでいる。」きょうの日経新聞夕刊の記事です。

電子機器大手のベンキュー(明基電通)は約2万6000円の端末「nReader」を1月に発売した。それとともに、配信サイトを運営する子会社も立ち上げた。1万冊を超える中国語の書籍や雑誌などをそろえており、今後は英語、日本語の電子書籍も販売する計画だという。

台達電子も、白黒画面で8.1型のパネルを使った読書専用端末を6月に発売する。

一方、韓国ではサムスン電子が2009年7月、同国最大の書店である教保文庫と提携して電子書籍端末を発売した。

今年、世界で20をこえる電子書籍端末が発売される。注目すべきだろう。