アマゾンの読書端末「キンドル」は、2009年だけでも200万台を売ったと推定されています。
読書端末というところにまず焦点をあててみますと、2007年11月のキンドルの登場は、衝撃的だったといえます。11月19日の発売当日、5時間半ですべての在庫が売り切れたといわれる反響でした。アマゾンは、2004年にそのためのベンチャー企業をたちあげ、満を持した発売です。
今年のアマゾンのキンドル関係の売り上げは、急上昇して14億ドルに達すると予想されています。
キンドルの特徴は、自動的にネットワークに接続されていることです。しかも、その接続料は、利用者にはかからない。本の購読料に含まれているかたちです。世界100カ国で販売され、扱われている電子書籍は39万点にもなる。
おって、09年10月には、米国最大の書店チェーン=バーンズ・アンド・ノーブルが、NOOK(ヌック)とよばれるキンドル対抗機を発表しました。米国では、さらに、ソニーのリーダーのほかiRexも読書端末を発売しています。
また、2010年4月には、ベンチャー企業がQueを発売する。メディア大手のハーストが支援するスキッフというベンチャー企業も注目のカラー読書端末を用意している。
さらに、アップルのiPadの登場です。
この数年で、読書端末の爆発的な普及は、まちがいないでしょう。
この本の著者は、米国在住の日本人ジャーナリストです。残念ながら、内容が新聞雑誌にかたよって、書籍についての記述がほとんどありません。また、グーグルの動きなども、なにも触れられていない。
石川幸憲『キンドルの衝撃』(毎日新聞社、2010年1月30日、1500円+税)
つづけて、前川塁の『紙の本が亡びるとき?』を読み始めています。こちらは、書籍が中心にのべられています。
読書端末というところにまず焦点をあててみますと、2007年11月のキンドルの登場は、衝撃的だったといえます。11月19日の発売当日、5時間半ですべての在庫が売り切れたといわれる反響でした。アマゾンは、2004年にそのためのベンチャー企業をたちあげ、満を持した発売です。
今年のアマゾンのキンドル関係の売り上げは、急上昇して14億ドルに達すると予想されています。
キンドルの特徴は、自動的にネットワークに接続されていることです。しかも、その接続料は、利用者にはかからない。本の購読料に含まれているかたちです。世界100カ国で販売され、扱われている電子書籍は39万点にもなる。
おって、09年10月には、米国最大の書店チェーン=バーンズ・アンド・ノーブルが、NOOK(ヌック)とよばれるキンドル対抗機を発表しました。米国では、さらに、ソニーのリーダーのほかiRexも読書端末を発売しています。
また、2010年4月には、ベンチャー企業がQueを発売する。メディア大手のハーストが支援するスキッフというベンチャー企業も注目のカラー読書端末を用意している。
さらに、アップルのiPadの登場です。
この数年で、読書端末の爆発的な普及は、まちがいないでしょう。
この本の著者は、米国在住の日本人ジャーナリストです。残念ながら、内容が新聞雑誌にかたよって、書籍についての記述がほとんどありません。また、グーグルの動きなども、なにも触れられていない。
石川幸憲『キンドルの衝撃』(毎日新聞社、2010年1月30日、1500円+税)
つづけて、前川塁の『紙の本が亡びるとき?』を読み始めています。こちらは、書籍が中心にのべられています。