猪瀬センセーへの徳州会の5000万円とは何だったのか、一方で沖縄の仲井真知事は入院

東京都の猪瀬知事が辞任しましたね。
ま、あれだけ無様な姿をさらして、疑惑の追及にまともに答えられないんじゃねえ。

東京都議会も政治家もマスコミも辞めろ辞めろと言い続け、辞任に追い込むのに成功しましたが、
肝心の疑惑である徳州会の5000万円が何だったのかは結局うやむやになるんでしょう。
猪瀬センセーを辞任させることができて、みんなそれで満足なんでしょうか。


これって、猪瀬センセーを疑惑で追い込んだというより、見せしめにした、
そんな印象を受けるのは自分だけでしょうか。

こうして都合の悪い政治家は徳州会問題で吊るしあげることができるぞという、
そんな脅しにも見えるのですがねえ。

で、まず先に公職選挙法違反で徳州会にダーティなイメージを植え付けておいて、
猪瀬都知事を晒しものにするという、すると特定の政治家を追い落とすのに、
「徳州会問題」が強力なツールになる、という。考えましたな。


ま、猪瀬センセーがどんだけ都合の悪い政治家なのかはわかりませんけど、
例えば、逃凶電力に対する強硬な姿勢であるとか。
あるいは、猪瀬都知事の影響下にあったであろう、
オリンピック関連の利権をバラして、それをどこかの誰かがかっさらっていけるとか。


一方、沖縄県の仲井真知事は入院だそうで。
仲井真知事といえば第一次アベちゃん内閣のときの県知事選挙で当選したとき、
徳州会の支援を受けてましたが、このタイミングで入院ってのは偶然なのでしょうか。

そして沖縄といえばこんなニュースが。


　長崎県と大分県が候補地に・・・　オスプレイ訓練移転

　政府は、沖縄・普天間基地のオスプレイについて、
　長崎県大村市内の陸上自衛隊駐屯地と大分県の日出生台演習場への
　訓練移転を検討しています。訓練の間、参 加するオスプレイは沖縄を
　離れることになります。ただ、沖縄県側はオスプレイ12機程度を
　県外に配備することを求めています。政府は、訓練の移転によって
　仲井真知事が辺野古の埋め立て申請に承認を出すよう促したい考えですが、
　移転にはアメリカの同意が必要なほか、移転先の自治体の反発も予想されます。


沖縄でのオスプレイ訓練を移転して、沖縄の負担を軽減するんだそうです。
その代わり、仲井真知事は普天間基地の辺野古移設を認めるのでしょう。

認めるために、アリバイとなる沖縄の基地負担軽減が必要だったのです。
それがオスプレイの訓練移転で、要は辺野古とのトレードオフです。


どうなんでしょうね。

徳州会問題であれだけ猪瀬センセーが晒しものにされる中、
仲井真知事にもプレッシャーがかけられているんじゃないでしょうかね。

それで、辺野古移設にも強引にケリをつけると、
むしろ徳州会問題は猪瀬センセーよりこっちが本丸じゃないかと妄想もするのですが。