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日経新聞の弁明

2010-10-24 20:29:09 | ニュース



昨日、10月23日の竹中へーちゃんヨイショ!日本経団連新聞を見ていて、
驚かされた記事がありました。


 「郵便不正事件 本誌報道を検証」


という記事です。
郵便料金不正に関与したとして大阪地検得しそう?部に摘発された厚生労働省の元局長・村木氏が
実は無罪で、しかも検察は証拠資料を改ざんしてたというトホホな結末の事件に関する一連の報道の
自社の正当性をわざわざアピールする内容なのです。

なんだってこんな記事がこんなタイミングで出てるのか不思議でしたけども。

ま、当初は検察を正義として村木氏をさんざん犯人扱いしてきましたからね。
さすがに報道機関としての良心がこういう記事の掲載に至らせたのでしょうかね。
いやあ、、、違うでしょうねえ。

それが検察のほうがタコで犯罪やらかしてたもんだから、
読者からお宅の報道はどうなってるだ!?っていう苦情でも殺到してたんじゃないでしょうか。
そんな苦情をかわすための自らの弁明のように思えますね。
あまりの苦情に耐えきれなくなって、ウチはちゃんとやってたんですよ!と
言い訳する記事を掲載せざるをえないところまで追い込まれてたような、そんな妄想をさせます。


んで、その記事とはどんなもんなのか、ここで紹介しようかとリンクを貼ろうと思ったところ。
上の画像のように記事は検索して見つかったのですが、詳しく見てみようと思ってクリックするとなんと、


 電子版の全ての記事をご覧いただくには有料会員登録が必要です。


と、こんなメッセージが。
つまり、日経電子版の無料会員である自分にはこの記事は見せられないのだそうですよ。


そりゃね!
新聞自体、本来は買って読むものですから、
買わない人に見せられないよってのはわからないでもないですけども!
自分は紙の方を月々4000円も出して購読してるんですよ!
その購読者に対してWEBは見せられないとは何事ですか!

しかも夜討ち朝駆けで取材して拾った虎の子のスクープとかじゃなく、
身内の仕事ぶりのハナシなだけの記事ですよ!

ええ、自分は日経電子版の「無料会員」ですとも!
でも、紙では購読してるんですよ!
それなのにこんなことありますか!


えっ? 自分の言い分が理不尽ですか?
でもムカつくものはムカつくんです!


アタマ来たのでその記事、全文掲載しちゃいますよ!
もう手入力ですよ手入力!(なのでタイプミスがあるかもしれませんがご容赦を)


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 郵便不正事件 本誌報道を検証

  大阪地検得しそう?部が摘発した郵便料金不正事件は、逮捕・起訴した
 元厚生労働省局長の村木厚子・内閣府政策統括官の無罪が確定し、
 得しそう?部による捜査資料改ざん・隠ぺい事件にまで発展した。
 竹中へーちゃんヨイショ!日本経団連新聞が事件とその捜査をどう取材し、
 報道したのかを振り返った。


 「容疑」を覆す情報得られず

  当時、厚労省局長だった村木氏への取材や報道を始めたのは昨年5月下旬。
 厚労省発行の偽造証明書を受け取った自称障害者団体の設立者が、
 課長当時の局長から手渡されたと得しそう?部の調べに供述していると、
 5月28日朝刊に匿名で報じたのが最初だった。
  この報道までに村木氏本人の取材も試みたが実現せず、
 「(団体の設立者の)供述に関する取材に応じなかった」と記事中で触れた。
 その後、逮捕までの間も、本人の主張を直接聞く機会はなく、実名とした
 6月15日夕刊の逮捕記事まで容疑を否認していることを伝えられなかった
  周辺の取材では、証明書偽造の経緯を詳しく知った上で村木氏の関与の
 有無を証言できる関係者はおらず、厚労省内から「不正をするとは思えない」
 との声も聞かれた。しかし、逮捕容疑を否定する情報とまではいえなかった
  逮捕後は捜査関係者からの情報とした上で、村木氏の関与を認める
 部下だった元係長らの供述を報じる一方、村木氏の弁護人に逮捕5日後から
 取材を始め、否認を続けていることを記事にした。保釈後の村木氏が
 記者会見した際は、内容を紙面に掲載した。


 「無罪の過程」詳しく伝える

  今年1月27日の初公判前に、元係長が捜査段階の供述調書の内容を翻して
 村木氏の指示を否定していることが判明。公判でも証言に立った関係者が
 相次いで村木氏の関与を否定する異例の展開になった。こうした経緯については
 逐一取材、詳細に報道し、無罪の公算が高まっていった過程を伝えた。
  村木氏の無罪が確定した日と同じ9月21日に最高検に逮捕された元主任検事は、
 逮捕後に捜査資料を改ざんしたと証拠隠滅容疑を認め始めたとされる。
 この供述内容の転換については捜査関係者や元主任検事の周辺の取材結果などを
 踏まえ、慎重に判断し報道した。
  その後、元主任検事による改ざんを隠ぺいしたとして犯人隠避容疑で逮捕された
 前得しそう?部長と前副部長は一貫して容疑を否認。最高検の捜査で判明した
 内容を伝えると同時に、2人が否認を続けていることにも言及している
 前得しそう?部長には拘置所で面会し、10月15日朝刊で「検察組織失望」
 などの見出しで報じた。

 <引用ここまで、太字はブログ主による>
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上記の記事と一緒に掲載されていた大阪社会部長によるコメントがコチラ。

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 幅広く取材、真偽見極め
 事件報道の基本を徹底

  多角的な取材が必要な捜査段階の報道で、捜査当局は重要な情報源の
 一つになる。取り調べにあたった検察官作成の調書はこれまで公判で
 特に高い証拠価値が認められてきた。元厚生労働省局長の関与を認めた
 被告の供述はこうした判断に基づく取材を土台に報じた。
  当時、供述が問題ある取り調べによるものと確かめることは難しかった。
 ましてや主任検事が証拠を改ざんしてまで虚構の構図を守ろうとし、
 幹部が身内の犯罪を隠したとされる事件に発展するとは予測できなかった。
  事件報道には捜査当局や裁判所の法執行をチェックするという使命もある。
 検察捜査に重大な過ちがあったとはいえ、その責務を果たせなかったという
 批判は受け止めなければならない。
  裁判員裁判の導入に伴い、より予断を与えない報道を心がけてきた。
 今後一層、可能な限り幅広い取材に努め、相反する情報は慎重に見極める。
 改ざん事件では、全面否認を貫く拘置中の前得しそう?部長に面会し、
 その訴えを検討した上で紙面化した。情報の真偽を確認するには制約が
 あるが、これを機会に事件報道の基本を改めて徹底したい。

 <引用ここまで、太字はブログ主による>
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こんなカンジです。

自分にはこの記事、あまりにも自己弁護に走っていて、
かえって哀れに見えるのですけれども、いかがでしょうか。
なんか必死過ぎて、もはや笑えます。


ツッコミたい箇所はいくつもあるのですけれども、、、

 「無実の過程」詳しく伝える

って、なーに今さら言ってるんでしょうかね。
日経は無実の国民の味方ですよ、なんていう不甲斐ないアピールしてますよ。
さらに、逮捕された得しそう?部の検事に関しては、

 2人が否認を続けていることにも言及している

んだとか。
否認してる人を罪人扱いはしてませんよ!ってこれもアピールです。


ま、日経さんは、、、

この事件の報道に関してはコレで終わり!
今後は苦情が来たとしても、この記事で説明してますから!

で、幕引きしたいってことなんでしょう。。。