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安保関連法案施行で仕上げはショックドクトリンか

2016-03-30 22:40:06 | 国際・政治
29日に安全保障関連法案が施行の運びとなりまして。
これで日本は集団的自衛権も行使できるようになるワケです。

「集団的自衛権」なんて言ってますが、自衛のために軍事力を行使するのでなく、
他国の紛争に参加するのが集団的自衛権ですね。

なのに、北朝鮮やら中国から日本を守らなければならない!
だから集団的自衛権が必要!

なんて言ってる人たちが多いのには驚きますね。
それは個別的自衛権の範囲で日本が行動できるものの筈なんですが。


それでも自分は集団的自衛権そのものは否定しないのですが、
まぁそれも国と国とで助け合うという精神が正しく運用されればのハナシであって、
今の日本でそれが期待できるかというと、どうですかね。
ただアメリカに追随するだけになりそうな気がしましてですね。

それもそうなんですが、やっぱり解釈改憲なんて許しちゃいけなかったのですよ。
であれば、ここまで来ることはなかった筈なのですが、国民も呑気なもんでしてね。

解釈改憲なんていう結局違憲でありながら強引に認めさせるという、
そんな手法で成立と施行にこぎ着けた法案が、まともな判断で運用なんてされますか?


安保関連法案を進めるにはそれなりの理由や背景が必要とされた筈です。
それが北朝鮮脅威論、中国脅威論だったのでしょう。

北朝鮮は悪役を演じ、政府やメディアは中国は脅威だと煽り、
これらの国に敵対する態度を日本国民に醸成してきたのです。


そうして、とにもかくにも安保関連法案は成立し、施行されました。
特定秘密保護法案は既に施行されています。

ここまで地ならしをしてきて、この後は集団的自衛権行使のために必要なナニか、
それを正当化する理由が必要なだけです。

その必要となる理由ってのは要するに、日本が攻撃されているという事実です。
この場合、事実というのは別にでっちあげでもかまわないでしょう。

ということは、集団的自衛権行使の実績を作るために、
日本が攻撃される事件がでっち上げられるかもしれません。

つまり、ホントにテロが起こってもおかしくないと思っています。
そしてそれは自作自演の可能性だってあると思っています。

要は、日本人に大きな悲しみや憎しみを生じさせる大きなショックが必要だからです。
それが武力行使を正当化するのです。

311やパリの連続テロのあとに当事国が取った行動を振り返るまでもないでしょう。
ベルギーもどうしますかね。


アメリカのキッシンジャー元国務長官の言葉に次のようなものがあります。

 「脅威が現実になれば日本人の平和主義など一夜で変わる」
 

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