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メゾフォルテが日本に来ちゃったよ

2011-01-16 01:15:12 | 音楽




「メゾフォルテ」というミュージシャンを知っているのは
コアなジャズ・フュージョンファンくらいのもので、一般の知名度はあまりないのが実情でしょう。

ただ、彼らの音楽はテレビやラジオなどのBGMとして頻繁に使用されているので、
知名度の割に世間に親しみのある曲というのはとても多いはずなのです。


彼らはアイスランド出身のフュージョングループ。
1979年デビューで、1983年のアルバム "Surprise, Surprise"(邦題「ガーデン・パーティ」)が
ヒットして一躍メジャーに。と言っても、そんなに知ってる人はいないんですけどね。。

実質、これが日本でのデビューアルバムなのですが、
自分もメゾフォルテを知ったのはこの作品からです。


自分が高校生の頃、シャカタクとかレベル42とか、フュージョンが流行っていたのですね。
自分もその手の音楽を好きになり、レコード店(はい、CDじゃありません)で
フュージョンのコーナーを覗いていたところ、目にとまったのが上の写真のアルバムジャケット。

何なのでしょう、ここに描かれたこの異様なイラストは。。
どういうシチュエーションなんでしょう? 宇宙戦争?
そして右下にいる不気味な生命体は、異星人なのかモンスターなのか。。

とにかく、見た瞬間にこのジャケットの不思議な魅力にとりつかれてしまったのです。

確かにフュージョンのよさげなアルバムを探してはいたのですが、
当時は「メゾフォルテ」なんて知らなかったですし、
ジャケットから自分の好きそうな音楽がイメージできたわけでもないのです。
むしろ、このイラスト同様、異様な音が詰まっているんじゃないかとさえ感じたくらいです。

それに高校生だった自分は、どんな中身かもわからない商品を衝動的に買ってしまうなど
本来なら出来るはずがないのに、海のものとも山のものとも知れないレコードを、
何故だかそのままレジに持ち込むことになったのです。


そして家に帰り、レコードに針を落として流れてきた音は・・・

これが、ジャケットの異様なイラストとは似つかわしくない、
ポップでさわやかな極上のフュージョンミュージック。
聴いていて飽きない、捨て曲なしの最高の一枚だったのです。

以後、同アルバムをCDに買い直すなど、
現在自分が所有しているCDはライブ盤やベスト盤を除く11枚。
もう大好きなグループなワケですが。


そんな彼らがこの度、来日してライヴを披露することになったのですよ!
ビルボードライブの東京と大阪での公演が決定したのです。
なんでも来日は26年ぶりとか。。

まさかメゾフォルテが日本に来てくれるなんて思いませんでした。
だって、そもそも知名度自体が低いですし、
CD屋さんに行ったってメゾフォルテのアルバムなんてほとんど置いてないですからね。


そしてこの週末、東京でのライヴに行ってきました。
いやあ、まさか彼らを生で見る日が来るとは。。。
感激です。もちろん、演奏も最高でした。
"Garden Party"が演奏されたときなんか、軽く涙腺が緩みましたよ。


メゾのみなさん、ありがとう。
これでもう、東京での生活に未練はございません。笑