即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

競争の結末

2013年01月11日 13時24分58秒 | 雑感
昨年11月に放送されたカンブリア宮殿でのレストランひらまつ、平松社長のとても心に残る言葉がありました。

「他人と競争するな、自分の力を100%出せ!」

「絶対人と競争をするな。自分が3の力しかなかったら3だけやればいい。10の力があったら10やれと。3の方が10と一緒にやったときにうらやむなと。自分の力を常に100%出してれば「1」なんだよって。3分の3は「1」、10分の10も「1」。自分を一生懸命生きている人間はみんな一緒。これ平等なの。それを、100やったやつが偉いとか金持ちが偉いとか、そんなことでは全然ないの。自分が一生懸命生きている人間は全て尊重しなくてはいけない」


今の競争競争の世界。
どんどん激化して弱肉強食がスタンダードになっている時代。
そして格差社会。

人間の話とビジネスの話は違うかもしれないけど、競争至上主義の結果、我々は幸せになったのだろうか?

もちろん競争があるからこそのメリット、社会的な意義があるのもよくわかるし一概に否定するものでもない。

しかし、人が少しでも幸せになろうとして他者を蹴落とす。
企業が少しでも多く利益を上げようとして他社に打ち勝つ。
他者(他社)と比較して、対競合戦略を立てる。
モラルや誠意や思いやりやリスペクトを持ってやってるうちはいいのだけど、そのうちに余裕がなくなってくる。
目先のことでいっぱいいっぱいになる。
そのうち良心も何もなくなる。明日を生き延びることが正義になる。
法や規律すれすれのところで、ずる賢くなる、姑息になる。
パクる、抜け駆けする、騙す。
自分勝手な反社会的な存在が増殖する。

そして、敗者が生まれる。
弱者が目立つようになる。

犯罪が増える。
セーフティネットが厚くなり生活保護も増える。
公的資金が投入される。
結局税金が増える。

自分だけが幸せになろうとしても結局はつけが回ってくるということ。

話は元に戻って、
日々、嘘をつかず、謙虚に明るく愚直に自分の力を全力で出し切ろうとする毎日を送ること。
これも今年の目標のひとつにしようと決めた。
コメント
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