趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

ストレージドライブ

2013-04-10 10:33:12 | webコンテンツ

 大容量のストレージドライブは、以前にもこのブログで言及したことがありますが、容量が巨大すぎて個人的に自分の貧弱なPCで1GB~2GBもの大容量のファイル群を実際に操作した場合には、同期に多くの時間を費やしたり、PCに負荷がかかり過ぎるとかいった問題が生じて、かなり使い勝手が悪くなるというような意味のことに言及していました。実際その通りですので、使用に際してはよく注意して使用場面を限定して使っています。

 そういう意味で、比較的使いやすいのがマイクロソフト社のスカイドライブです。例として、自分の既存の動画ファイルをここに転送してから動画埋め込みコードを貼り付けたのが下記です。

     初夏の近隣田園風景                              昨年5月初旬のJR島本駅西側風景

<IFRAME height=240 src="https://skydrive.live.com/embed?cid=C74CB43329FBC765&amp;resid=C74CB43329FBC765%21129&amp;authkey=ALlox2g460Hd7MM" frameBorder=0 width=320 scrolling=no></IFRAME>---------------------------- <IFRAME height=240 src="https://skydrive.live.com/embed?cid=C74CB43329FBC765&amp;resid=C74CB43329FBC765%21130&amp;authkey=ABIha2tGH8Dnw80" frameBorder=0 width=320 scrolling=no></IFRAME>



 このskydriveの長所の第一は、クラウドに作成したフォルダの中にプライベートな動画と公開用の動画を混ぜて入れておいて、個々の動画のリンク埋め込みをブログに貼り付けて公表した場合は、公表したくないプライベートな動画は絶対に公には見られないので安心なのです。・・・これは当然ですが・・・。

 2番目の長所は、再生速度が比較的速いことです。比較的というのは、全画面で再生した場合ですが、googleドライブと比べて2倍ぐらい速いのではないでしょうか。私のPCは旧式でシングルコアのセレロン2.5GHZ程度ですから全画面で再生するとカクカクとなったりスローモーションになったりするのですが、skydriveでは正常に動作します。

 3番目の長所は、IEには何もインストールしなくても再生できることです。googleドライブでは、常にフラッシュプレーヤー最新版をインストールしないと再生できませんが、このバージョンアップが曲者で、何らかの不具合が生じることがありますが、そういったような現象、たとえば画面が真っ白になって何も映らないような不具合が発生しませんので、WEBサイトを公開した場合にどなたでも確実に観ることができます。

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 他のストレージドライブの長所や短所について述べたいと思います。

  まず第一に、Googledriveです。これは、動画だけではなくてグーグルカレンダー、グーグルマップ、グーグルドキュメント(word,excle、powerpoint)の編集・保存、Gメールの操作が一体化しています。PCとスマホで同期させてデータ打ち込みができますから、出先機関で移動中も仕事がシームレスにできます。これらの機能はMicrosoft社でも同様の機能が用意されていますが、Googleの方が操作がやや軽いので、古いPCでもスマホでも実用的に使えます。Skydriveは、IE6環境では動作しませんので動画はIE6では再生不可ですが、googleドライブではIE6でも動画が再生できます。

 Dropboxは、ブラウザに依存しないので、どのIEのバージョンでも、その他どのブラウザでも安定動作しますから、skydriveやgoogledriveよりも安定しています。このことは、ノートンユーティリティーでも高く評価されています。また、dropboxのフォルダーに入れるだけでクラウドのフォルダーと完全同期できますので、PC・クラウド・スマホ間で同期できて非常に便利です。また共有フォルダも作れますから仲間同士でファイル交換や共同作業をする場合は非常に機能的に優れています。古くて低速なPC・スマホであっても一度に数千以上のファイルを入れたり1個で100MB以上の容量の動画ファイルを入れるなどといった無理な操作をしない限りは、そう待たされることもなく、かなり実用的に同期させることが可能です。もっと具体に言えば、word、excel、powerpointなどの事務用ファイルやwmv動画ファイルでは1個20~30MB程度が許容限度でしょうか。でも、普通は5MB以内でしょうから、全く問題が無い範囲であると考えられます。

 また、ネットフォルダーという無料版では使用可能な総容量が100MB提供されているストレージサービスもありますが、これは自分用として自分のフォルダをアップロードしてアクセスするとか、友達と共有フォルダーを作って共同作業をするとか、そういう作業だけならば、dropboxのようにインストールの必要もないのでその分だけPCの負担にならずに非常に軽快に使えます。しかし、ファイルの削除・移動は、快適フォルダなるクラウド上のフォルダのショートカットをデスクトップに生成してアクセスする仕様になっていて、これが私の所有するPC(XPのsp3)では、操作が非常に重くもたついて軽快ではないのです。おそらくwindows7や8のPCや最新型のスマホでは快適に動作するのでしょうが、この点が少し気になります。でも、反面、ものは考えようであって、ファイルの削除や移動がやりにくいということは、裏返していえば誤操作の事故が避けられるということですから、却って重宝かもしれません。というのは、削除しなくても上書き保存すれば前のバージョンは自動的に消去されるわけであるので簡単明瞭で間違いません。また、フォルダの整理でファイル間移動をする必要があるのですが、これが非常にやりにくいので、これも書き変えて他のフォルダに保存してから元のファイルを削除することにすればいいのです。この操作の方が、移動の途中でファイルを破損する危険性を減らしますから却って安全なのです。

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 結論として、動画のブログ等での公開であれば、やはり、老舗の大企業の本家本元のMaicrosoft社のskydriveはさすがに自社のWindows向けに開発されたストレージサービスなので、10年前のPCでもOSでも十分に機能します。またYoutubeを買収した老舗の大企業Googleでも同様に、動画公開では、古いPCやOSでも十分に機能します。その他、プレゼンテーションやPDF、word文書、excel文書の公開でも同様にできます。もちろん、プライベートやグループ活動や社内文書の共有化といった閉じられたネットワークでの使用も可能ですからオールマイティーです。容量的にもそれぞれ5GB、7GBですから十分です。これら2つのストレージサービスは、互角にユーザーのために社会貢献を果たしています。

  また、dropboxやネットフォルダは、プライベートやグループ活動や社内文書の共有化など閉じられたネットワークに限定されますが、非常に簡単に業務の共有化がはかれます。これらは、上記2社の壮大なプロジェクトに比して規模や機能が限定されている分だけ、基本的な部分で安定していて小回りが利きますし、ブラウザやOSに殆ど依存しません。具体には、IE6でもXP初期版でも動作します。まあ、設備投資ができにくい個人や中小企業向きといえます。上記2社では、時々仕様変更があって、古いOSやブラウザは不都合が出る場合があるので、こまめなバージョンアップに努める必要があり、システム管理者の出番が多くなりますが、この点でも仕様変更でまごつかなくて運用しやすいのが長所です。

  総まとめで云うと、上記4社のストレージサービスは、いろいろ違いはあっても、私どものような最新の機器やOSを持たない情報弱者のユーザーにとっても、誠に力強くありがたい存在でございます。

 

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