趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

無料サーバーのリスク

2013-04-13 12:15:34 | webコンテンツ

 無料サーバーに登録してWEBサイトを運営している人のリスクはかなりあるのでしょうか?その答えは否です。というよりは、殆どリスクは無いと云ったほうが正確です。というのは、無料サーバーは、何かメンテナンスをしている期間中か、あるいは規定の登録者数に達したとか云う場合、さらにDDOS攻撃を受けた場合などには、新規登録を一切受けず、下記のような表示がなされて門前払いになり、訪問者が登録を諦めたり、ハッカーが攻撃をやめてしまうようなシステムになっているからです。

例1 米国の有名な某無料サーバー

仮登録をしてコントロールパネルにログインはできるのですが、FTPアカウントを取得しようとすると下記のようなエラーメッセージが表示されます。soonとは書いてありますが、それが1時間経過してもエラーが出たままですから、soonの意味が1日なのか、2~3日なのか、あるいは1週間、10日、1ヶ月、半年、1年なのか全く分かりません。だって、無料で無宣伝なのですからサーバー会社は無期限に登録制限が出来るのです。宣伝があれば、スポンサーの意向もあるので、そういうわけにも行かないような気がしますが・・・・。

 例2 日本の某有名無料サーバー このサーバーのWEBサイトのトップページにコントロールパネルの入り口のアイコンがありますが、そこには新規登録を受け付けていない旨が記されていますから、そこで、訪問者はこれを見て登録を諦めるわけです。この表示は、すでに1年程度以前から継続して表示され続けていますから、もう、訪問者の90%以上は開かずの扉だと諦めているのではないでしょうか。でも、既に登録した者は、一応何とかデータベースもPHP、CGIも含めてフルアクセス出来ていますので上々のサーバーです。

 

 

 

 以上のように、一般に無料サーバーでは、サーバーの能力以上の登録者は一切受け付けないシステムになっているということなのです。もちろんDDOS攻撃の兆候に対しても完全にシャットアウトしています。つまり、予想される事故でサーバーがダウンして全ての機能が使用ができないようなことが起こらないように、常日頃から早目早目に十二分に予防措置を執っているのです。具体には、登録受付を制限したり、データベースサーバーに制限をかけたりして対処しているので、不正アクセスや事故によって閉鎖に追い込まれることは絶対といっていいほど起こり得ません。ですから、すでに登録して稼動しているユーザーは、安心して使い続ければいいのです。

 ただし、データベースが正常に動かないなどの制限が加わります。すると、文字情報だけはアップロードできるが写真や添付ファイルのアップロードは駄目だということになりますし、FFFTPが制限を受けると、CGIファイルがアップロードできない・・・そういうことになりますので、いわゆるCMSは全滅です。すなわち、Html文だけの普通のホームページをローカルからサーバーにアップロードする形のWEBサイト構築になります。

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  でも、たとえばZYMICという無料サーバーでは無料のテンプレートが多数用意されていますので、これを使えば何の不自由もなく洗練されたWEBサイトが構築できます。

 例・・・ http://sera.zymichost.com/

まあ、初めから無料サーバーとはそういうものだと認識して使えば、案外便利です。PEAL もPHPもCGIもきちんと動いてほしい・・・というような贅沢な望みを無料サーバーに求めると、それは無いものねだりということで、クラウドというかCMSは処理が重たいので無料サーバーでは適さないものと見限ってというか正しく認識して、普通のHtml文のWEBサイトをもっぱら運営すればいいのです。

コメント
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