趣味の電脳

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GIMPで褪色した写真の色補正

2024-01-08 00:33:34 | 機器について

 昨日の続きです。昨日の色補正では、赤茶けたセピア色の写真を青と緑を強くして補正しました。しかし、今度は空が緑っぽくなったり、樹木の色がくすんでいたりしました。なので、GIMPでさらに色補正して、空をより青く、樹木をより鮮明にした結果が、下記の写真です。どうでしょうか?かなり改善されたように感じます。

 一応、自分としては、ほぼ満足できる画質に補正できたので、Canon純正インクを使ってEpson光沢紙で印刷しました。これで、一件落着で万々歳です。但し、GIMPの色調補正が成功して嬉しい反面、今までは、なんだか釈然としない気分だったのも事実です。つまり、某氏が出来るだけ多くの知人友人に、この美しい価値のある写真を披露し配布したかったが為に、おそらく純正インクでは非常にお高くつくので、互換インクでも多分大丈夫だろうと思われたのかも知れませんが、結果はかなり色褪せした状態になって仕舞ったので、お蔵入りで、とても残念です。また、それをプレゼントされた自分も含めて、その他大勢の人も・・・。そこで、そういったうらみを晴らすべく、何とか色補正して鑑賞に値するように色補正し、純正インクと純正光沢紙で印刷し、永久保存版の写真を完成させたような訳であります。

 これはあくまでも一般的な話ですが、訪問国の国民の宗教の総本山や世界遺産のような歴史的な建造物の写真を知人に紹介し、個人的にプレゼントしたり、SNS等で公にしたりするのであれば、他国の国民性や文化を尊重する意味で、極力、大事に取り扱うのが望ましいでしょう。今回は、ブログ上にそういった写真を自分が掲載するので、尚更のことです。これは、撮影した某氏の著作を尊重することにも、当然つながります。

写真を配布・公表するなら純正インクか良質の互換インク

 話は変わりますが、写真へのこだわりについては、持論があります。自分は、ある団体の広報担当であり、団体旅行等の記念の集合写真はすべて純正インクと純正の光沢紙を使って印刷し、参加者に配布しています。これは、当然のことと考えています。なぜならば、そうしないと、年会費や旅行代金を払っているのに、これは一体何だ!といったクレームが入る恐れがあるからです。また、粗末な写真を贈って酷い色褪せが起これば、ひいては肖像権を大事にしておらないのじゃないか?と責めを受けることにつながるからです。そういう意味で、神社仏閣や人物を撮った写真は、特に大事に取り扱っています。

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光沢紙の比較と色調補正

2024-01-05 00:35:05 | 機器について

能登半島大地震で被災された方々に衷心よりお見舞い申し上げます

 新年早々より、大変な地震による被害を受けられた地方のニュースを毎日、テレビで見ていますが、大変心が痛みます。もし、自分がそういう被害に遭ったならば、どうすればいいのか途方に暮れてしまいます。何はともあれ、被災者の皆さんに少しでも支援ができれば・・という思いで、イオンのネットで僅かながら義援金を寄付いたしました。一日も早い人命救助、復興支援を願わずにはいられません。

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  さて、話が自分の趣味の世界に戻りますが、こんな大変な日本の災害の頻発する状況で、よくもそんな呑気に趣味の話などをブログに書けるものだな!・・・と顰蹙を買いそうですが、自分としては、長年の「趣味の電脳」の知識や技能を通して、地域の社会福祉に役立てればという思いで微力ながらボランティア活動をしています。具体にいえば、現在、社会福祉に関する団体の広報担当をしています。特に防災時に被害を受けやすい高齢者を対象に、地域でどう啓発・支援していくのかをテーマに、近隣の大学の社会安全学部の教授・学生さんと協同しながら特集記事を組んで、地域版の福祉ニュースを発行しているところです。そういう意味で、日ごろから新聞の取材のために写真撮影のノウハウについて研究している内容の一部を、以下に述べたいと思います。

CanonのTS8530で純正イン電クで写真印刷した場合 下記の写真のEpsonの2L版が20枚で818円、Canonが471円、Daisoが110円です。値段の違いが画質の違いに直結しているようで、一番くっきりと濃く精彩に印刷できるのがEPSON製で、次がCanon製。若干濃度が薄い感じがしますが、非常に精細です。Daisoはもっと濃度が薄いのですが精細さは保っています。Disoの光沢紙はよく見ると、表面の光沢度が低くてなめらかでなくごつごつしています。それで、インクの乗りが今一つなのかな?と考えられます。但し、純正インクを使う場合は、精細さは、さほど変わりません。

CanonのMP490で互換インクで普通印刷した場合 2009年9月発売の4色プリンタで、サンワサプライ製互換インクを補充して印刷した場合は、写真印刷モードでは、どの紙を使っても、かなり暗い感じにしか印刷できませんでした。なので、今回はCanonのコンデジixy210で撮った、地域社会福祉団体の主催するバス旅行の折に広報担当として撮った写真をCanonの光沢紙を使って普通印刷したものを検証します。すると、普通のコンデジで撮った7年半も以前の写真なのですが、案外、かなり鮮明に印刷できていました。経年劣化せずほとんど色あせしていませんでした。この印刷結果から、Canonの光沢ゴールドを、画質対価格のコストパフォーマンスの観点で強くお勧めします。

色あせした写真の色調補正

 某友人曰く、「大型豪華クルーズ船の海外旅行の折に、一眼レフカメラで撮った沢山の綺麗な写真の中でも、とっておきの風景写真を3枚プレゼントするよ」。2年前の話ですが、長らくご無沙汰していたのですが、急に、わざわざ自宅まで訪問されて、私と妻に3枚のプリントアウトした写真を一部ずつ6枚、2年前に頂戴しました。

 今回、久しぶりにこの件を思い出して、自室の壁に飾ろうとレターケースから、これらの写真を引き出して見ましたが、なんと!経年劣化で色褪せが酷い!  よく見ると、表面が少しざらついていたので、半光沢紙。また、使用インクも、おそらく純正インクじゃなくて互換インクかな?と。貴重なお写真なので、色褪せしないタイプのインクを使ってプレゼントしてほしかったです。

せっかくの貴重な海外旅行の記念写真をプレゼントするならば・・・せめて印字品質の良いと定評の互換インクの「エコリカ」等を使って、紙はCanonの光沢ゴールド等で印刷して戴いておれば、色褪せが殆ど無かったのでは?と残念に思いました。 

色調のずれた写真でも徹底的に色補正すべし・・・でも、まあ、これは貰い物なので文句は言えません。それならそれで、きちんと色補正しようと思いました。実は、自分は前述したように地域福祉団体の広報取材のボランティアであり、行事や活動風景を頻繁に写真撮影しています。いつも綺麗に取れるとは限らなくて、逆光や日陰・暗い室内の撮影は、色調がズレるのが常です。なので、今回も、いつものように徹底的に色補正することにしました。

彩度を上げる 某氏の写真は色褪せが酷いので、JTRIMというFREEのフォトレタッチソフトでまず彩度を上げました。が、今度は下記の写真のように、全体的に紫が強くなって、何だか昔の写真のようなセピア調に!

カラーバランスを補正する そこで、さらにJTRIMで赤、緑、青のカラーバランスを補正しました。赤を弱めて緑と青を強くすればいいのかな?と思って調整しました。すると、下記のようになりました。

 

だいぶ改善されました  大聖堂の空は緑が強いので青を増強、教会の樹木はもっと鮮やかな緑にしたいのですが、JTRIMではそこまで無理なので、GIMPという優れたFREEソフトも使って、さらに色補正を試してみようと思います。

結 論・・・GIMPでもっと手間をかけて、さらに色補正した写真がほぼほぼ納得出る画質に仕上がれば、互換インクじゃなくて、Canon純正インクで、一番インクのノリの良いEpson製の光沢紙を使って印刷したいです。また、続きを書く予定なので、乞うご期待!

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