趣味の電脳

WEBサイトの作り方、PCの周辺機器、タブレットの活用等について

無料サーバーの国内版・海外版の違い

2021-11-11 16:47:14 | サーバー

無料サーバーStarfree(国内版)とBatcave(海外版)の違いについて述べたいと思います。

サーバー機能について

1.STARFREE(国内版)・・・無料:宣伝有り、容量2GB、MYSQL1個、wordpress自動インストール、メール無し、FTP機能有り、独自ドメイン登録可能、契約期間3か月,/他の無料版コースは、PHP無しの2GB、4GBのコースがある。


2.BATCAVE(海外版)・・・・無料:宣伝無し、容量1GB、MYSQL1個、多数CMS自動インストール、メール有り、FTP機能有り、独自ドメイン登録可能、期契約間1年間



 同じような仕様ですが、その制限事項は異なります。

Starfreeの制限事項
 使用マニュアルによれば、「PHP関数」および「.htaccessの設定」に制限があるとのことです。そのため、CMSをインストールした場合に一部機能が制限される事があるそうです。実際、NUCLEUSの場合は、写真をアップロードしても表示できませんでした。SOYの場合は、サイト作成に若干不具合がありました。でも、いずれも自己解決しました。※注1

 有料版と殆ど変わらないような点もあり重宝。

1.ファイルの転送速度やサイトの表示速度が高速。

2.動画・PDFファイルの転送は3MB未満ならば可能で即再生できる。

3.写真や動画ファイルの総容量は、サーバー容量一杯まで転送可能。

Batcaveの制限事項
 規約によれば、各種機能の容量等が制限されているとのことです。機能自体は殆ど完全に使えます。たとえば、写真・動画のアップロード総容量100MB、データベース30MB、メール同時5人で1通2MB、メールボックス容量50MB。サイトアクセスまたはコンパネのログイン回数が最低年1回が必須条件で違反はアカウント削除。

 しかし、制限をよく理解の上活用すれば、問題なく使えます。

 一方、無料版であっても以下のような有料版と変わらない点もあり重宝します。

1.wordpress、joomla、drupal、MODX等のCMSが自由に選べてインストール可能。

2.独自ドメインの登録は、無料版(Freenom)でも登録可能。

3.パソコンでもスマホでも一切宣伝無し。
 

まとめ どちらも一長一短ですが、国内版は高速にアクセスできるので、組織・団体用のHPにも使える価値がありそうです。※注2 また、海外版では、多種類のCMSのインストール、無料ドメインのサーバー登録、メールの登録ができるので、学習用や趣味のサイト作りに使える価値が充分あります。

*************************** 参考資料 ***************************

注1・・・ ブログで写真が表示できなくなった  SOYの無料サーバーへのインストール例と機能制限

注2・・・経費節減のために無料版を敢えて使う場合は、突然の廃止や凍結が有り得るので、予備のミラーサイトが必須です。

 

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マルチサイト作成は無料サーバーでも可能か?

2021-11-09 23:23:21 | サーバー

 結論から言うと、可能です。CMSによって作り方が違いますが、次の3種類があります。

例1.メインのサイトを1ページ目のブログとし、2ページ目、3ページ目のブログを作成する。

 これの利点は、1つのデータベース(MYSQL)で複数のサイトが作成可能な事です。また、ブログの設定が共通であり、ID、パスワード、URL等の変更も一括処理できるので簡単だという事です。それに、第二、第三のブログ作成も短時間で関単にできる点が便利です。※下記は、NUCLEUSの場合

  http://magome.cuccfree.com/nu/          ・・・・My Nucleus CMS 

  http://magome.cuccfree.com/nu/index.php?blogid=2 ・・・・順一郎の食生活日記

  http://magome.cuccfree.com/nu/index.php?blogid=3    ・・・・順一郎の運動生活日記

 

例2.データベーステーブルに接頭辞を付けて第二サイトのデータベースを作成する。

 MYSQLというデータベースにおいて、2番目のサイト作成時に、データベーステーブルの頭にサイトを区別するための文字列(接頭辞・・・wP2など)を入れる方法です。(Wordpressの場合)

 

 これの利点は、1個のデータベースの無料サーバーでも、複数のブログが作成できる点です。ただし、第二ブログは別のフォルダにインストールして、設定も全部新規に行うことになるので、かなり時間がかかります。※Wordpressの場合

順一郎 趣味のWEBサイト作り http://nagome.webcrow.jp/wp41/s/

順一郎 趣味のプリンター  http://nagome.webcrow.jp/wp472/

3.違うドメインにインストールする(Movabletypeの場合)

 全く別会社の無料サーバーを使って、別々に2つのMovabletypeを作成する方法です。或いは、1つの無料サーバーに独自ドメインをホストして、そこにAサイトのMovabletype、元のサブドメインにBサイトのMovabletypeをインストールします。(※下記例は全く別のサーバーにインストールした場合)

順一郎の電脳研究 http://jyun.125mb.com/dennou/

希望のMTOS   http://kibou.no.land.to/mtos/

 これは、2回とも膨大な数(2000個程度)のファイルをサーバーに転送する必要があるので、大変面倒です。こういう手間な事は、テストパターンとしては試みましたが、今後は絶対やりたくない作業です。(※ Movabletype自体の標準機能としてマルチサイトが随時、簡単に作成可能)

まとめ  殆どのCMSは、標準機能としてマルチサイト作成機能が装備されていて、マニュアルにしたがえば簡単に構築できますから、特にこれで支障がなければ、この機能を使った方が便利です。

 

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海外無料サーバーの利点

2021-11-05 00:04:10 | サーバー

FTP転送速度が遅くても転送エラーは出ない

 海外サーバーの方がFTP転送速度がかなり遅く国内サーバーの3~4倍かかります。しかし、遅くても確実に転送できます。転送エラーが出るか出ないかの違いは主として転送するソフトウェアの出来具合によるものです。filezillaという優秀なFTPソフトの場合は、転送エラーの出た場合は後から再転送する仕様なので、確実に転送できます。参考までに下記のようなWirdpressのサイトが確実にアップできます。宜しかったらご覧ください。

順一郎電脳日記

海外のサーバーはFilezilla、国内はFFFTPが適している

 自分の経験ですが、海外のサーバーはFTP転送に関してはFilezillaが最適です。具体に自分の経験から言うと、Batcave、CU.CC、Byethost、AgirityfosterなどのサーバーでのFTP転送エラーがほぼ無いです。国内サーバーでは、FFFTPが最適です。たとえば、XfreeやStarfree、Freeweb、Landtoなどで転送エラーがほぼ出ません。

サイトのアクセス速度は海外サーバーが常に遅いのか?

 これは、一概に遅いとは限りません。上記に述べた「FTP転送速度が国内のそれの3~4倍だ」といったような事と、WEBサイト閲覧・読み込みに要する時間は、あまり相関関係が無いのです。確かにワードプレスは、都度データベースを読み込みにいってからWEBサイトが表示されるような仕様のため、海外サーバーでは読み込みに要する時間が長くなる傾向があります。しかし、MovableTypeは静的サイトを生成するので、サイトの表示は高速です。つまり、CMSの種類によっては高速表示が可能になっているのです。 参考までに、下記のブログサイトを掲載しましたので、よろしかったらご覧ください。

Movabletypeのブログ・・・順一郎よもやま日記

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国内無料サーバーは個人用途には実用的

2021-11-04 16:44:15 | サーバー

国内無料サーバーは速い

 たとえば、SOYという国産CMSを日本国内無料サーバーのXfreeサーバーにインストールしようと試みました。容量が41.3MBでファイル数が約2200個に上る膨大なCMSです。FFFTPというFTPソフトでサーバーにアップロードする時間は、J-COM120bpsで午前8時台で25分程度です。これは、無料版としては速いです。流石、日本国内にサーバーがあるので、地の利があるのは確かです。下記のリンクを掲載しますので、よろしかったらご覧ください。

STARFREEサーバーのWEBサイト・・・

順一郎の日曜大工手帳

他の利点は?

1.サーバー管理画面が日本語なので、いろんな設定が分かりやすい。

2.3か月に1回の更新を怠らなければ、まずオミットされることはない。

3.完全無料版なので宣伝があり機能制限もあるが、転送が高速なので充分使える。(宣伝無しコースもある)

海外のサーバーは遅い

 これに対して、海外の無料版サーバーは、どれもアクセスが遅く感じられます。たとえば、今回のSOYのインストール時の時間ですが、ファイル転送に2時間半程度かかりました。国内サーバーの3~4倍ぐらいの時間がかかります。

他の欠点は?

1.混雑時はサーバーが止まることがよくある。

2.1ヶ月に1度もアクセスしない、1年に1回もコンパネにログインしない、トラフィックが多い等の登録者は即オミットされる。

例・・・プロファイルに1年間ログインしていなかったため、無料のホスティングアカウントが無効になりました。これで、アカウントが再びアクティブ化されました。

自分の場合、Batcave.netから上記のような警告のメールが届いたので、即コンパネにログインすると、上記のようにアクティベートされてセーフです。遅れるとアウト!

実際、私がオミットされた海外サーバーは多いです。Batceve,eu-pn,awardspace,hostinger,freearea hosting,zymichost,host-ed,wink,x50.net,wkeya,capnix・・実に11社にのぼります。Batcaveだけは再アクティベート出来ました。国産サーバーでオミットされたのは、freeweb一社のみ。(再申請したら回復)

3.有料サーバーのお試し版なので、基本的にはほぼフル機能が使えるものの、総容量1GB・データベース1個のみ容量30MB、トラフィック月5GB、転送ファイルサイズ15MB等々の制限があり、個人用途ならば充分だが、会社・組織用としては本格的には使えない。


 なお、海外無料サーバーの利点については、次回に投稿します。

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ブログで写真が表示できなくなった

2021-11-02 13:11:11 | サーバー

ブログで写真が貼り付けられないエラー

 今回の記事は、前回のブログ記事の続きです。つまり、Wordpress以外のCMSを手動でStarfreeサーバーにインストールした場合に動作保証が出来なくて自己責任になる・・・という件の続きです。

 自分は、NUCLEUというCMSをhttp://nigome.starfree.jp/n/というフォルダにインストールしましたが、上記のように写真が転送できても表示できないエラーメッセージが出ました。そこで原因を追究すると、以下のようなことが分かってきました。

最下段の「.htaccessの記述に誤りがある」・・・RemoveHandler php cgi pl py rb

 上記の記述は、http://nigome.starfree.jp/n/media/1  という画像フォルダ内の .htassceeの記述です。

これは、スクリプトの実行を避けるという意味です。以下のような説明がありました。
***************************************

# サーバの設定によっては、アップロードされたファイルをスクリプトとして
# 実行される恐れがありますので、複数人でNucleusを運用している場合は特に
# 注意が必要です。
***************************************

 つまり、本来は「RemoveHandler」という宣言は、media/1内の「php」 「cgi」「pl」 「py」「rb」 「shtml」という6種類の実行ファイルを実行させないという命令ですが、Starfreeサーバーの設定では、写真ファイルを実行ファイルと誤って認識する恐れがあり、要注意だと説明されているわけです。Star Saver社の見解では、「.htaccessの記述に誤りがある」と明記されていますが、要するにこの記述がこのサーバーと整合性が無いのでエラーが出たという事です。

アップロードした写真が表示できない理由

 実際は実行ファイルは、http://nigome.starfree.jp/n/media/1というフォルダ内に見当たらず、アップロードされたのは写真だけです。このRemoveHandlerという記述が.htaccessに存在するために、Starfreeサーバーの環境設定においては、上記のNUCLEUS制作者の説明のように写真をスクリプトとして誤認識して表示できなくなってしまったものと考えられます。但し、「RemoveHandler」を「AddHandler」に書き換えても、写真は表示できません。写真の表示は常に既にフォトビューワーと関連づけられて認識しているのにも関わらず、.htassceeにユーザーが余計なことを書くと、やはり写真をスクリプトと誤認識して表示出来なくなるものと考えられます。

解決方法

したがって、.htasscee自体を削除すると、画像が表示できるようになりました。宜しかったら下記URL参照いただけたらと思います。

 http://nigome.starfree.jp/n/

 

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