趣味の電脳

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デジタルリマスターは良い音質か?

2022-07-13 19:11:05 | 音楽

デジタル復刻版が贅沢な音響装置で甦る

 1940年~1950年代のクラシック音楽のデジタルリマスター録音が、最近Refarence recordingという録音技術で復刻されて、Youtubeにアップロードされています。レコードが発売されてから既に70年以上が経過しているものも多いので、音楽著作権保護期間が切れているのか、かなり多くの楽曲がアップロードされているようです。クラシック好きの某友人が、当時発売された中古レコードを多数購入していて、これの音質と比べて復刻版は、彼の所有する贅沢な音響装置では格段に音質が向上しており、とても感激したとの事で、「試しに君も聞いてみたら?」と強く勧めてきたので、一度聞いてみる事にしました。

100円~300円のヘッドホーンでも高音質が味わえる

 彼は、4年前のNEC製の15万円ぐらいのPCと1万円以上するヘッドホーンと、高級なアンプを通してこの復刻版のYoutubeの音楽を鑑賞しているとのことでした。私は、12年前に発売されたNECのVN770/C=故障して知人が廃棄したのを譲り受けたPCで、100円~300円のヘッドホーンで聞いています。300円のヘッドホーンは、見た感じは下記の写真のようにしっかりとした作りで、まるで1万円程度の製品のように見えなくもない外観ですから、別段貧しい気分になりません。聴いた感想としては、細部までデジタルリマスター版で雑音が除去された上、疑似ステレオ的に左右の音の分離が明確に施されているので、安価なヘッドホーンでも、音質は格段に優秀になっているように感じ取れました。

特にBeethovenのピアノソナタと交響曲が蘇る

 ピアノの音は、たとえば、1940~1950年代の録音=ギーゼキングのBeethovenピアノソナタでは、まるで使い古した高等学校の音楽室の練習用ピアノみたいな貧弱で硬い乾いた音でしたが、まあまあ楽しめて聞ける音質には改善されています。オーケストラ曲では、たとえばメンゲルベルグの1940年代のベートーベンの交響曲全集ですが、従来のような酷いスクラッチノイズがかき消されていて、綺麗な音質に生まれ変わり、バイオリンとチェロ、ダブルベースの違い、管楽器の滑らかな音色など、そしてコンサートホールの全体の響きもある程度加わった自然な音質になっており、特に第6番「田園」の第一楽章と第5番「運命」の第四楽章に感動しました。

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win98機種、XP機種、WI10機種の音質の違い

2022-04-23 21:45:54 | 音楽

 現在、自宅でXP機種をサーバーにして音楽ファイルを入れています。形式はmp3です。これを、クライアント機である9821NW150というWindows98機種とWindows10機種でも再生して、音質の違いをチェックします。音源は、1950年代後半のパブリックドメインになったクラシック曲で、かなり音質のすぐれたものです。

ピーターと狼 舞踏への招待

 WIN98機種では、そのままではビットレートが高すぎてクライアント側で転送が間に合わず音飛びするため、全部ダウンロードしてから再生しました。でも、それでは再生までに時間がかかるので、XP側で元のmp3をビットレートを下げてwmaに変換してからストリーミング再生しました。使った音声ファイル変換ソフトは、@NCH Software社のSwitch無料版です。ビットレートは、128kbps 48khz stereoCBRを指定しました。結果は・・・?

Windows98機種で再生すると・・・

 独奏や二重奏の高音部が減衰して少し音が丸まっていて、柔らかで聞きやすいですが、やや迫力や臨場感に欠けます。低音部も綺麗には聞こえますが、やや軽くて重厚感があまり無いです。フルオーケストラでも平板で昔のモノラルレコードに近い音作りです。やはり、ソフトウェア的にもハードウェア的にもメモリ的にも設計が古すぎて低性能であり、再生能力にかなり限界があるようです。

XP機種で再生すると・・・

 重低音のバスーンやフルートなどの中音域、ピッコロの高音域独奏や弦楽器との二重奏では、いずれもかなり鮮明に自然に聞こえますが、楽器が増えてフルオーケストラになるとステレオ感が無くなって平板できつい音になるので耳が疲れてきます。独奏の静かなピアノ曲などを聞く分には立体的で良い響きの音づくりだなと思いますが、フルオーケストラのクラシック音楽の鑑賞には不向きかも知れません。

Windows10機種で再生すると・・・

 独奏や二重奏では非常に美しく鮮明です。フルオーケストラになっても、立体的で自然な音作りです。高音部は綺麗でのびやかで、中低音部も鮮明で、しかも重厚感が出ていて迫力や臨場感が良く出ています。やはり、VALUESTAR搭載のYAMAHAの高度な音響技術や高性能内蔵音源ボード、最新版のWindoiws10の音響処理によって、長時間の音楽鑑賞にも堪えられる優れた音質になっているようです。

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圧縮音源の音質はイコライズするとクリアで立体的になる

2022-03-03 08:49:29 | 音楽

MP3 128bpsの音質

 結論から言うと、MP3プレーヤーでは、当然、CDに近い音質で綺麗に聞こえます。PCやスマホでは、初期設定ではCDの音質よりも明らかに劣化しており、音が平板で輪郭が丸まってふわふわした軽い音質に聞こえますが、最近の高度な音響技術でイコライズすると、かなり改善されて、輪郭がしっかりとして立体的なCDに近い音質に聞こえます。

2005年製MP3プレーヤー(V@MP製)で聞くと

 古いMP3プレーヤーなので最適にマッチングするように、古いWindowsXP機種付属のメディアプレーヤーVer.9で、WMA形式で録音しました。音質は下記のスイッチで最低が48kbpsで最高が192kbpsまでですが、当時のMP3プレーヤーに最適な128bpsで録音しました。さすがに専用機なので、低音部が分厚く、中音部の粒立ちが細かく、高音も増強されてきれいに聞こえます。非常に聞きやすいようにイコライズされているようです。

PC=VN770/Cで聞くと

 パソコンの初期設定ではフラットに機械的に再生されますから、ピアニシモの時は高音も低音も大変聞き取りにくいです。ところが、「Realtek HD オーディアマネージャ」を開いて、「環境」を「浴室」に設定して「ラウドネス等化」にチェックを入れると、高音部も低音部も増強されて聞き取りやすくなり、適度な残響音が混ざって、あたかもコンサートホールに居るように音楽鑑賞出来るようになります。これは、コンサート会場で、小さい音に聞き耳を立てて聞き入っている状態に近く、人間の耳が音のする方向に集中すれば、何故か、かすかな音も良く聞こえるようになる聴覚の特性を、まさに体現しているような感じです。 また、イコライザは、「ライブ」に設定します。これで、中低音部の厚みが出ます。

スマホ=Galaxy A7やMOTO G30で聞くと

 いずれも3~4パターンのイコライザー設定が選べます。A7では、「コンサートホール」に設定すると素晴らしく広がりと柔らかさのある音質になります。MOTOG30では、「3Dステレオ」に設定すると、こちらも広がりと音抜けが良くなり、低音部もよく響きます。最近のスマホは、このような音響効果を向上させるイコライザー機能が標準で装備されています。

結 論・・・CDの音質が一番いいのですが、2番目がMP3プレーヤであり、低域から高域まで程よくチューニングされて全体的に綺麗に聞こえます。3番目がA7で、非常に柔らかいが輪郭のしっかりした音質です。4番目がPC=NV770/Cで、元の音が全体的に音量が低く平板で硬く聞き取りにくかったものから、音の輪郭がしっかりと柔らかく伸びやかに聞きやすくなりました。5番目が、MOTOG30です。CDから録音した音は綺麗で低音部の響きが抜群にいいのですが、Youtubeのクラシック音楽が、全体的に音量が低すぎて聞こえにくいのが少し残念です。

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音楽ファイルのリッピングの音質

2017-11-16 20:50:51 | 音楽
 3年前に自分が主催した教会堂でのクリスマスのコンサートで録音したWAVファイルをaudioCDに焼いてみると、10分間で約100MBでした。この自作音楽CDをUBUNTUのリッピングアプリで変換というかリッピングしてoggファイルに変換すると、25MBに圧縮されました。この音質が元ファイルと比して悪くなっているのかどうかを聴き比べましたが、自分としてはほとんど区別がつきません。
 こういうのが区別できない理由は、多分、音響メーカーのAudio専門のスピーカーでなくてPC付属のスピーカーで聞いているからであって、オーディアマニアが購入するような音質の優れたスピーカーを使えば区別できるんだろうなと思います。
 何を言いたいのかというと、昨今のMP3などの音声圧縮技術の進歩は素晴らしく、相当クオリティーも価格も高いアンプやヘッドフォーンなどを使って検証しない限りは、素人の耳には音質の差がほとんど出ないほど、技術水準が上がっているということです。ですから、安心して自分の格安スマホ(サブのスマホ)に入れて、これまた格安のヘッドフォーンでそれなりに音楽鑑賞を満喫することができると思います。音楽好きの自分としてはいい時代になったものだと、つくづく思います。
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アヴェ・マリアコンサート2

 
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アベマリア コンサートの動画収録

2016-12-05 00:26:07 | 音楽

12月4日 近隣の礼拝堂にて標記の演奏会が開催されました。わたしは、この演奏会の映像を撮影する係りになっていたので、2時間あまりにわたって第一部の古楽器の解説や聖母マリアの絵画についての某画伯の解説、第2部の演奏会風景を全部収録しました。

 私のビデオカメラは、もうかなり古いもので日立のDZ-HS803です。

当日は、352×480ピクセルのmpeg2形式で撮影しましたが、この解像度で撮るとこのビデオカメラは僅か8GBの容量のHDDしか搭載しておらないのですが、最大6時間撮影できる仕様ですから2時間の撮影では約2.8GB程度の消費になる計算でした。これで、27インチのテレビに出力して見ると、結構良い画質で撮れていました。

 でも、なぜこういった低解像度で撮ったのかというと、ファイル容量とPCの動画編集の能力の関係で、時間がかからないように配慮したためです。そりゃあ、ハイビジョン録画すればいいようなものですが、その場合は、2時間も動画を収録したのにたったの10分程度しかアップロードできないからです。解像度だけを単純計算してみると、(1920×1080)÷(352×480)=12.272727・・・となりますから、動画サイズが12倍で編集時間も12倍かかるのです。より圧縮率の高い動画形式に変換してから編集すればいいようなものですが、そうすると、今度はCPUの速度がかなり速くなければ処理できませんから、よほど高価なPCを買わないことには動画編集ができません。Core i7 6900Kなどの8コアの高速なCPUの場合は、ハイビジョン動画の編集用途には最適ですが、いかんせん、CPUのみで優に10万円を超えてしまいます。そうするとPCの価格はどうしても20万円程度にはなりますから、とても買えません。

 まあ、そういうわけで、あえて低解像度で撮影しました。

 

 

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