戦国武将らぁめん・伊達政宗＠花月・嵐（四十万）

今日は朝から学生さんを泣かせてしまった．
ちょい不良ゴーシュは罪なヤツだ．

先日，反応の練習としてベンジルブロミド系の某化合物を合成した．
ベンジルブロミド系の化合物は催涙性を示すものが多い．
人によっては，ドラフト，手袋，マスク，メガネをしてもアレルギーを示すことがある．

某化合物を合成したその学生さんは，その時は涙すらみせなかった．
なので，ベンジルブロミド系化合物に耐性あり，と判断．

そして，今日，ベンゼン環をチオフェン環に替えて先日とまったく同じ反応に挑戦したところ，朝から涙，涙，涙．
ちょい不良ゴーシュも，もらい泣き．
実験の手技のレベルがまだまだと言うことです．

やれやれ．
チオフェン環，恐るべしでした．

金沢・四十万の「らぁめん花月・嵐」へ行ってきました．



お目当ては「戦国武将らぁめん・伊達政宗」．
仙台味噌のラーメンです．
独眼竜・伊達政宗と言えば，1987年のNHK大河ドラマを思い出すなぁ～．

かつて伊達政宗は，仙台城の城下に蔵を設けて味噌を造らせてたそうです．
それ以降，仙台藩で味噌造りは盛んになったとのこと．
江戸時代の後期になると，江戸にある仙台藩の屋敷で，その味噌は造られるようになりました．
そして，江戸庶民の間でも親しまれてたという話．

その製造方法の特徴は，他の味噌に比べて長時間じっくりと手間暇惜しまず熟成させるとのこと．
今回は仙台味噌の老舗『ヤマカノ醸造株式会社』製造の仙台味噌をラーメンに使っております．

（花月HPより）



仙台味噌らぁめん・伊達政宗の登場デス．



独眼竜だけあって，ラーメンの目にあたる玉子は半分．
もうひとつの目は，仙台麩．
味噌は赤味噌です．
見た目が華やかなのが，いかにも伊達政宗らしい．



スープはピリ辛．
切れ味いいです．

あっさり炊き出した動物系スープ．
それに，しっかりとした深みのある味わいの「仙台味噌」を組み合わせてある．
ラー油と赤い糸唐辛子のピリリとした辛みがアクセント．
ギドギドしたくどさはない．



仙台麩はもっちりした食感．
油で揚げた麩（ふ）で，元々は精進料理に使われていた．
現在，みそ汁や煮物，そして丼物にも使われている仙台の名物食材の一つ．

仙台麩は油をとおした油麩なので，さらりとした加賀麩とは全く食感が異なる．
面白い．



味噌スープで煮込まれたシャキシャキもやしと白髪ネギ．
大判チャーシューはスープに埋もれています．



麺は軽く縮れた太麺．
もっちりした食感．



奥羽の国の大名で，晩年は美食家として仙台味噌をこよなくこよなく愛した伊達政宗．
いい味していました．





にほんブログ村