ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

サンザシ酥・糖火焼@稲香村

2011年09月29日 18時23分53秒 | お菓子
薬学部1年生の中国研修の宿舎の近くに,北京で有名なChinese sweetsの老舗があった.
美味しいお店だし,近かったので,「稲香村」にはよく行った.
稲香村レポートの第二弾デス.
(第一弾はclick here!

日本の和菓子のルーツは,中国のお菓子の影響を受けないわけがない.
中国のお菓子は日本人にとって珍しいけれど,どこか懐かしい感じがする.
日本の昭和の駄菓子に似たような雰囲気.
それが「稲香村」のお菓子をますます好きになった理由のひとつ.

日本ではあまり見かけないけれど,北京ではとてもポピュラーでよく見かけるサンザシ.
これを使った「サンザシ酥」.

それと,市内のあちらこちらの屋台で売られている北京名物「糖火焼」を食べてみた.



サンザシ(山査子)は学生時代に習った生薬に出てくる果実.
消化吸収を助ける漢方薬として使われるらしい.
もちろん,そんなことはキレイに忘れていた.

サンザシに飴をかけて串刺しにしたお菓子が,北京市内の至るところで売られている.



薬というよりは,完全にお菓子の原料の果実という印象.
そのサンザシのパイ(酥)なのだ.

油が多い中華料理を毎日食べて,少々胃袋がもたれ気味.
こういう時にこそ,消化を助けるサンザシを食べるべき.
サンザシ酥は美味しそうだし,胃薬にもなるし・・・.
まさに一石ニ鳥.



皮はmulti layerの西洋風のパイ生地とは違って一重です.
でも,食感はパリッとしてます.
お饅頭や団子のような柔らかさはなく,結構固いです.
酥の雰囲気が充分感じることができます.

中味は,甘さ控えめのクルミ味のような餡.
ちょっぴり果実の酸味がします.
氷砂糖のザクザクした食感が面白い.
甘くは無いけれど,結構お腹にズシンと来るインパクト有りました.




糖火焼は,日本の黒砂糖で作った黒饅頭みたいなものを想像していた.
全然違う.



まず,甘くない.
おこげの香ばしさを楽しむ焼菓子.
皮と餡に分かれているのではなく,全体がちょっぴりだけ甘い物質の固まり.
ボソッとした黒パンの団子.
あまり,お子様向けではないかも?



これも結構胃袋に重たいお菓子でした.









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