The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2013 津金 ラ・モンターニュ ボー・ペイサージュ

2016-04-25 22:19:03 | ワイン
パパジイの流れも終わらないうちに、このワインを載せなければならないことになった。
それは個人でこのワインを所有できないわけで、そんなワインは飲んだ印象をすぐさま書き込むのが肝要だからだ。



個人で持てない理由は、例のフランスはDRCのそれとは違って、こちらは極端に本数が少なく、個人には回ってこないということなのだ。
いわゆる投機的なマネーゲームの対象商品とは違うのだ・・・

まあこんなことを書けば物議をかもし出すことになると思うが、かつて93年物のDRCのエシェゾーを5千円切って買った身としては、そのワインが10数万円で売り買いされるのを見るにつけ、じゃあ中味は変ったのですか?と言いたいのだ。
変るはずは無いでしょ、そりゃあ熟成して飲み頃を迎えることはあってもだ。

で、本題に入るけど、実はこのワインを八戸の和食やさんでご相伴にあずかった。

津金のメルロ100%のこのワイン、実にこんなことに思いを馳せさせるワインだと思う!
それは世界標準のメルロをニッポンワインで求めることって、どうなんだろう?ということ・・・

そうじゃなくていいでしょ!と思うのだ。
凝縮感はない、でも何ともいえないこの香り、このニュアンスはどうなのだ・・・
味わいは端正に出来ていて、ボルドーの上を行くエレガンスがそこにはあるわけだ!
だから、また経験したい、飲んでみたいと思うのだ!

シナモンにカカオ、オールスパイスにジャコウジカのエッセンスまで見つけられる。
紫の濃い果実にミネラルも存分に感じえるのだ・・・

思いがけないクロースインカウンター!
だからワインは面白い(笑)