The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

00’クロ・ド・ラ・ロッシュにぞっこんです!

2007-08-06 23:39:48 | ワイン
鮮烈な果実味の中にもクラシカルな重量感があり、
なんとも言えない複雑なニュアンスを持ち合わせています!

もちろん若いうちの押しの部分もあります!
しかしながら良質なピノ・ノワールでしか持ち得ない優しく、崇高な質感・・・
前回のZOOのメインを張った00’クロ・ド・ラ・ロッシュ ユベール・リニエ はそんなワインでした!

さて00’にして、この深みはどこから来るのでしょうか?
いわゆる、濃厚な色合いだけに頼る、
タンニン・バランスの薄っぺらなピノ・ノワールではなく、
こころに交響曲を響かせるような、ダイナミズムを持ち合わせるこのワイン!

それはおそらく丹精込めた畑、そしてそこから生まれた良質な葡萄の実からでしょう!
例えば、聞きたくもない醸造テクニック・・・
なんだらかんだらではない事だけは確か!

これもロマン・リニエが中心に係わったワインの様であります。

93’のような激しいユベールも素敵ですが、
こんな感じのピノ・ノワールを幾つか大事に備えていたいものです。

暑さを吹き飛ばす、神懸りのオージーとは?

2007-08-05 18:12:43 | ワイン
あれだけ燃えて、盛り上がった太鼓のギネスモノ大乱舞も、
終わってしまえば早いですね!見事な撤収ぶりです・・・

21時に中央通を覗きましたが既に後の祭!
人気もまばらで、本当にここであのギネスモノがあったのか?
と首を傾げるほどの早業でした。

でも確かに大通りの交叉点付近には、胡散臭い若人が用もないのにとぐろを巻き、
用心に集まった警察官の皆さんと押し問答!
祭りの後の余韻と言えばこれくらいでしょうか?

まあ、わたくしとすれば、早く普段に戻ってワイン行脚に興じるのが一番!
って事でイトウゾ氏をお邪魔しました。

軽いジャブのつもりで出した98’グロフィエのシャンボール・オー・ドアを、
珍しく御名答で切り替えしたワタクシに、
イトウゾ氏はなんとも不思議な黒々系を2問目に出してきました。

とにかくインキーで黒い!向こうが見えません!!
ブラッキーな香気にはバラの花のニュアンスと、赤い果実のニュアンスが交叉します。
ミネラリーに締まりながらも、エキゾティックな色香にニッコリ!
酸度が低く、濃厚な甘いフルーツには、いつも飲んでる品種特性の該当者はなし!
こってりしてるも、嫌らしさは有りません!

00’以降は当たり!
北部イタリアの地場あたりと算段し、顔色をうかがうも表情に変化なし!

って事は・・・あとはニュージーランドかオージーか?

なんとこれは!

2004 スタンディッシュ シラーズ・ヴィオニエ ザ・レリック オーストラリア

でありました!
PP99点を獲得した注目のオージーワイン!
醸造家ダン・スタンディッシュはトルブレックで修業、リオハ、ナパヴァレーを経て、
バアロッサ・ヴァレーでこのワイナリーを立ち上げました。

シラー93%、ヴィオニエ7%のセパージュのザ・レリックは平均92年古木、
収量は10~11hl/haと言う低収量の徹底ぶり!
だからこんなにお濃茶!

まるでイトウゾ氏の好みのままに造られたワインのようでありました!

とにかくオージー恐るべし!という事です!!

祭りの後・・・

2007-08-04 20:51:24 | ライフ
遠く彼方から花火の音が聞こえてきます。
これが『さんさ』の終わりを告げる花火でしょうか?

最後の日だけは、台風五号の影響でぐずついた天気でしたが、
まずまずの4日間だったのではないでしょうか?

夏の夜の気配の探索と、体調の管理も兼ねての『夜歩く・・・』
今回は二度にわたって中津川の河川敷行脚を挙行いたしました。

ここにきて、週末のT南⇒Y岸までの通勤を徒歩で・・・
わたくし、固い決意を持って実行しているわけですが、
このかいも有ってでしょうか?
待望の数字に到達いたしました!
その数字はわたくしの体調管理の指標と言って過言ではありません!

遂に5ポイント台になったことだけ、御報告いたしましょう!
もちろん、ワイン会の頻度を落とす事無く・・です!・・・はい!!

上の橋の手前でT北電力の鉄塔が見えました。
さて今日はどうする?

宅飲みか?お外か?

T氏の○秘コレクション!

2007-08-02 23:00:41 | ワイン
さんさの夜に中津川の河川敷を歩きました。
目指すは菜園のワインバー『ワインのO様』!

Y賀橋の袂から川岸に下りて、河川敷の散歩道をひたすら歩きます。
富士見橋を過ぎ、はるか彼方から太鼓の音が・・・
そして上の橋の下を通る頃には『やっこらえ~~・・・』の掛け声が聞こえます!

市役所の裏手から中央通へ出ました!
そこでは、今か今かと出番を待つさんさの一群がシビレを切らして待機中!

なんと見慣れた顔も何人かおりました・・・
例えばチョィ悪氏、更にはY田酒店の若旦那様、業界のS先生など・・・

皆さんごめんなさい!
ワタクシ実は・・・さんさの夜に、のっぴきならないワインを飲みに、
塩の道からはるばる出てきた次第であります!

45分かけてヤットの事で到着致しました。
それからがT氏主宰の極楽の3時間!
グロ・ファミリーを中心に15本の珠玉のワインが並びました。

何と言っても、メインを飾ったのは↓

1966 Vosne Romanee Gros Frere & Soer

これは驚きのブルピノ古酒でありました!
何が驚きか?って??
それは、その繊細さにして危ういワインでありながら、
41年経ってなお、乱れることのないエレガンスにあります。

ピュアーで品格のある香り、そして共に味わえる流麗なフルーツ!
そこには壮麗でしっかりとした酸味の下支えがあります。

過熟でもなく、重すぎでもない・・・
痩せているのでもない!
いわゆるそこには、美しい調和が存在するわけです!
ワタクシ好きです、そんなピノ・ノワール!!

この企画の基になった7月生まれのSさんと、
今日は『お料理バンザイ!』のO様、
そして、この会で華々しく主宰デビューしたT氏、
更にはさんさの夜に曲げて参加の皆さんにもサンキュー!!


いつか行きたや「おわら風の盆」・・・

2007-08-01 00:15:06 | ジャーニー
さあ明日から8月になります、あっという間ですよね!
暑さの中にも、気持ちの良い風を感じます。

一昨年でしたでしょうか?
岐阜の帰りに、丁度祇園祭の京都に立ち寄る事ができました。
夏の日本の祭りは、言わば魔除けの祭り、
形は違っていても、精神は同じ・・・
そこで何かを感じてまいりました。

この季節にいつも思うのは、
越前は八尾の『おわら風の盆』の情景・・・
三味と胡弓の音の流れの中で、静静と笠で顔を隠した女性がしなやかに舞う、
そして街の一本道を練り歩く・・・

いかにも静謐な、エキゾティックな祭りの情景です。
わたしは未だ見ていませんが、いつかは行って見たいもの・・・そう思います!

さて、盛岡はさんさ一色です!
これも北の祭りの一大絵巻・・・
今年は最長の4日間、大いに盛り上がって欲しいものです!

どっかで、この最中にワイン会あるって本当ですか?