The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

暑さを吹き飛ばす、神懸りのオージーとは?

2007-08-05 18:12:43 | ワイン
あれだけ燃えて、盛り上がった太鼓のギネスモノ大乱舞も、
終わってしまえば早いですね!見事な撤収ぶりです・・・

21時に中央通を覗きましたが既に後の祭!
人気もまばらで、本当にここであのギネスモノがあったのか?
と首を傾げるほどの早業でした。

でも確かに大通りの交叉点付近には、胡散臭い若人が用もないのにとぐろを巻き、
用心に集まった警察官の皆さんと押し問答!
祭りの後の余韻と言えばこれくらいでしょうか?

まあ、わたくしとすれば、早く普段に戻ってワイン行脚に興じるのが一番!
って事でイトウゾ氏をお邪魔しました。

軽いジャブのつもりで出した98’グロフィエのシャンボール・オー・ドアを、
珍しく御名答で切り替えしたワタクシに、
イトウゾ氏はなんとも不思議な黒々系を2問目に出してきました。

とにかくインキーで黒い!向こうが見えません!!
ブラッキーな香気にはバラの花のニュアンスと、赤い果実のニュアンスが交叉します。
ミネラリーに締まりながらも、エキゾティックな色香にニッコリ!
酸度が低く、濃厚な甘いフルーツには、いつも飲んでる品種特性の該当者はなし!
こってりしてるも、嫌らしさは有りません!

00’以降は当たり!
北部イタリアの地場あたりと算段し、顔色をうかがうも表情に変化なし!

って事は・・・あとはニュージーランドかオージーか?

なんとこれは!

2004 スタンディッシュ シラーズ・ヴィオニエ ザ・レリック オーストラリア

でありました!
PP99点を獲得した注目のオージーワイン!
醸造家ダン・スタンディッシュはトルブレックで修業、リオハ、ナパヴァレーを経て、
バアロッサ・ヴァレーでこのワイナリーを立ち上げました。

シラー93%、ヴィオニエ7%のセパージュのザ・レリックは平均92年古木、
収量は10~11hl/haと言う低収量の徹底ぶり!
だからこんなにお濃茶!

まるでイトウゾ氏の好みのままに造られたワインのようでありました!

とにかくオージー恐るべし!という事です!!