The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

人が変れば、見る目も変る?

2007-04-08 18:57:25 | ライフ
不思議な物です・・・
昨年まで、レッドソックスほど野蛮で無法者ぞろいの球団はない、と思っていました。

松坂投手が入団するまでは、
あれほど、化け物、野獣呼ばわりしていたラミレスやオルティーズも、
今やなんとなくカワユク、頼もしく感じます。

更には、あれほど悪党面に見えた捕手バリテックも、
今や松坂の良い女房役に思えます!

こうゆうのって、野球界の浮動票って言うのでしょうか?
まずは、先日の松坂の第一戦の様子を見て、
今年一年の大リーグを見る楽しみが出来た事の確信をしました。

浮動票と言えば、今日は知事、県議選挙の投票日ですよね・・・
投票所もいつもより込んでいたような気がします。
いつも思うのは、目先の現実的な施策も大事ですが、
もっと視野の広い施策を考えられる人材がいればと思います。

やめた後も、自分の再就職先に汲々とするのではなく、
その後も骨をうずめるくらいの気概を持っている人であればと思います。

まずは無理だと思いますが・・・
なにしろ汚くなった部屋は、誰でも引っ越したくなりますから・・・

選挙最中の『遊び人通り』

2007-04-06 00:21:04 | ライフ
誰が呼んだのか?『遊び人通り』
遊び人どころか、全くの人通りなし・・・
これは選挙の弊害ですよね、
知事と県議が終わっても、これから市議が始まります!
まだまだ、こんな状態が続くのでしょうか?

さて、この日の行脚はまずはヌッフにお邪魔をし、
ヤリ烏賊、ほや、ナマコを刺身で・・・
それとブンヘウで腹ごしらえをしまして、そろそろワインと思っていました!

『え~~To、皆さん御静粛に・・・』
中央でアナウンスが始まりました。
なんと、誰もが恐れるI手医K大の救急の歓迎会!
こりゃ遺憾と、イトウゾ神父に挨拶し早々に退散と相成りました。

それから、既に御紹介の俗称『遊び人通り』へ・・・
久しぶりのO様を覗いてみました!
なんとO様ちょっとビックリのご様子、
聞けば偶然『The Wine Heat』を見ていたらしい!

いつものアミューズとワインは当然ブラインドで・・・
いきなり、親しみ易い、それでいて香りの押しのあるボルドー系、
若いが味わいが明確で、尚且つ解けています。
どこか土っぽい、外交的なバランスですが、間違いなくこれは旧大陸!

最初はスペインはラ・マンチャのメルロ&テンプラニーニョのブレンド、
『アルテーロ』との事でした。

続いてテルモ・ロドリゲスのマラガのドゥルセ『モリーノ・レアル』を一杯!
いつもながらの極上のモスカテルの洗練された、シルキーな味わい。
桃や、花の香りに包まれた夢のような香気は、
シェリーの品種ペドロ・ヒメネスのそれではありません!

そろそろ良い気分!
階下に面白い焼き肉やさんがあるとの事で、O様を後にします。
そう言えばT君御用達の焼き肉屋さんってここだね?
冷麺は既に売り切れ!それではと内臓三種の焼きを注文!
内臓をこれだけエレガントに食べさしてくれるとは・・・びっくりです。

遊び人通り・・・でもここの住人連中はどこへいったのでしょうね?


ロワールの鬼才の次男坊の『純粋な足』

2007-04-03 21:25:16 | ワイン
最近、明けても暮れてもビオばっかし!
今日も今日とて、ジュリアン・クルトワの99’物、フラン・ド・ピエ(『純粋な足』)なるロワールの赤ワインを開けています。

春野菜とツナのスパゲットーニに合わせました。

『フラン・ド・ピエ』とはその意味(純粋な足)の通り、
接木をしていない葡萄の木から造られた物ということのようです。

針金氏がブルゴーニュのシャルロパン・パリゾの純粋ピノ、同じく『フラン・ド・ピエ』を携えて登場したのも、記憶に新しい所であります。

皆さん御存知かと思いますが、
ジュリアンはかのロワールの鬼才クロード・クルトワの次男坊との事、
クロードはその風貌からして、70年代のアメリカン・ロックの雄!
グレートフル・デッドのギタリストって感じでしょうか?
とにかくインパクトのある御姿であります!
例のビオ系の権化『ラシーヌ』の造り手でも有名と言えばあまりにも有名・・・

さて、これはボルドー品種かと思いますが、
ロワールのテロワールがプラスに効いて、見事な果実味を前面に出しまして、
甘酸っぱい赤い果実のアローマと共に、
蜂蜜、さっとミネラル、リコリス、爽やかなハーブなどのブケが楽しめます。
味わいは正しくガストロノミック!食欲をそそります!!

なんかわたくし、ビオの伝道者みたいになっていますが、
もう一つビオの肩を持てば、次ぎの日も美味しいという長所にも最近気がつきました!
本当にええんですよ!香りも意外に飛びません!!

ロワールの面倒くさくないビオを、
3日かけて食中酒ってのも良いアイディアですよね?
後は値段との折り合いがつけばですけどね・・・

♪先ずはいろいろビオ試しています♪

噂のシュヴェルニーは美味しいのか?

2007-04-02 21:18:31 | ワイン
先週の土曜日の夜半、カナダからカミさんが疾風のごとく帰ってきました!
45名+Oneの引率という仕事がメインではありましたが、
結構、バンクーバーの春も楽しんできたようです。

もちろん、カナダの土産もワイン!
ずいぶん前になりますが、わたしもバンクーバーからカルガリーへの道すがら、
立ち寄ったことのあるオカナガン湖(カナダのネス湖と言われている)の近くの、
ドイツ人の入植地のワイナリーの物であります。
という事で、むしろそこはアイスワインで有名なんですが、
そこのミッション・ヒルズ・ファミリー・エステートのボルドー系プレミアム・ワイン(Oculusなる日本未輸入のワイン)を携えて帰ってきました。

おそらく、そのうちブラインドで出しますよ!
皆さん、御油断なきように・・・

さて今日も、恐る恐るビオ飲んでいます。
噂のシュヴェルニー(ロワールのAC)のピノ・ノワール!
造り手は引っ張りだこの『クロ・デュ・テュエ・ブッフ』!
ジャン・マリーとティエリー・ピュズラの兄弟のドメーヌの物、
05’はレ・カイエールという畑名付きのシュヴェルニーであります。

思いの他、薄い色合いのルビー、
最初から、強いミネラルと、爽やかな苺や梅のキャンディーの風味よろしく、
外観とは相反する濃厚なエキスに驚かされます!
その感覚は、意外や意外時間がたつほどに際立ちます。

この感じ、ピュズラのトゥーレーヌ・テステニエールMGを思い出します!
結論としてこのシュヴェルニーは美味しかった!
これはこの造り手のラ・グラヴォットも飲まずにはいれないでしょう。

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シャトー・マグドレーヌの精緻な味わい

2007-04-01 14:30:25 | ワイン
わたしは『第95回 オテル・ド・ヤマダ』の69’シャトー・マグドレーヌMGを忘れる事が出来ません!
それはサンテミリオンのワイン店から、N先生が購入した物でありました。

最近、サンテミリオンの10年に一度の格付け改訂がなされ、
『Wイナート』や『Wイン王国』などで特集が組まれております。

マグドレーヌはもちろん「プルミエール・グラン・クリュ・クラッセB」を維持し、
オーゾンヌに匹敵する、極上の精緻なテロワールを評価されているわけであります。
幾分地味な、目立たないエティケットのこのシャトーは、
ムエックスの造りにより、コートとプラトーの見事な配分による最高のテロワールも、
常にペトリュースの後塵を配しております。

先日、92’のシャトー・マグドレーヌのハーフ・ボトルが到着し、
『忘B』でご飯を食べた後、とある「P」で味見をさせてもらいました。

さてそのマグドレーヌ、右岸にありがちな、豊満で、開けっぴろげ、
色気ムンムンのそれではなく、
むしろシリアスで、抑制の効いた、大人の落ち着きをを感じさせる味わい・・・

全くのわたくし好み!
このシャトーは安心して味わう事が出来ます。
やはり、あの69’は幻ではありませんでした・・・

唯一、難点は高い!
この点はクリスチァン・ムエックスに文句を言いたい所!

あとはT商店に望みを託すのみでしょうか?

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92’ハーフでこれ・・・もう少しどうにかなりません?