The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

シャトー・マグドレーヌの精緻な味わい

2007-04-01 14:30:25 | ワイン
わたしは『第95回 オテル・ド・ヤマダ』の69’シャトー・マグドレーヌMGを忘れる事が出来ません!
それはサンテミリオンのワイン店から、N先生が購入した物でありました。

最近、サンテミリオンの10年に一度の格付け改訂がなされ、
『Wイナート』や『Wイン王国』などで特集が組まれております。

マグドレーヌはもちろん「プルミエール・グラン・クリュ・クラッセB」を維持し、
オーゾンヌに匹敵する、極上の精緻なテロワールを評価されているわけであります。
幾分地味な、目立たないエティケットのこのシャトーは、
ムエックスの造りにより、コートとプラトーの見事な配分による最高のテロワールも、
常にペトリュースの後塵を配しております。

先日、92’のシャトー・マグドレーヌのハーフ・ボトルが到着し、
『忘B』でご飯を食べた後、とある「P」で味見をさせてもらいました。

さてそのマグドレーヌ、右岸にありがちな、豊満で、開けっぴろげ、
色気ムンムンのそれではなく、
むしろシリアスで、抑制の効いた、大人の落ち着きをを感じさせる味わい・・・

全くのわたくし好み!
このシャトーは安心して味わう事が出来ます。
やはり、あの69’は幻ではありませんでした・・・

唯一、難点は高い!
この点はクリスチァン・ムエックスに文句を言いたい所!

あとはT商店に望みを託すのみでしょうか?

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92’ハーフでこれ・・・もう少しどうにかなりません?