The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2008 ポマール・プルミエ・クリュ レ・ジャロリエール ドメーヌ・ド・ラ・プス・ドール

2015-03-11 23:40:15 | ワイン
さてこのワインが『パパジイ』の最後のワインだ。
白3本、赤3本並んだその日のラインナップの中で、このワインが赤のスタートを飾った!



『ラ・プス・ドール』はヴォルネイの造り手だが、ヴォルネイ・フルミエの双子の兄弟とも言うべきポマールを持っていた。

この『ジャロリエール』は正しくポマールだけれど、その味わいは実にピュアでソフィストケートされている。
果実味たっぷりで、肉厚で、ヴォリューミーで、どこか田舎仕立ての土っぽさのある、あのポマールではない。

そのニュアンスは、特にもパトリック・ランダンジュがオーナーになってからその傾向にあるようだ。

2008年のジャロリエールも、果実味と酸とタンニンが実に見事に高いレベルでバランスをとっている。
実際その日も、08’だけれど、飲み口はヨーシ♪

この通り、若いうちからもイケテルが、おそらく熟成にも耐えれるポテンシャルもあるのだろう!

どうも評論家が、このワインをして、ポマールらしいと言うらしいけれど、そうだろうか?
自分としては、ポマールの典型とは言いがたく、ワインとして見れば、間違いなく良い事だけは確かだ!

抱えてきてくれたビール醸造所の専務さんにアリガトー!