The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1993 クロ・ド・ヴージョ ルー・ペール・エ・フィス

2015-03-08 15:19:57 | ワイン
ところで、ワタクシが『パパジイ』に何を持って行ったか?といいますと、一つはスタートワインとしての『14’サンスフル ルラーレ デラ・ブラン ヒトミワイナリー』♪



このワインは、説明するまでもなく、当方のファミリー・アフェア的セレクトでして、とにかく美味しく出来ていますので、皆さんにご賞味いただいたというわけだ。

そして2本目が、この表題のワインでして、正直な話、当方も始めての造り手なんですね。



いずれヴィンテージは、1993年という例外的に良いわけで、しかも22年もの熟成ストロークときた!
一方グランクリュではあるものの、過去の経験を紐解けば、まあ世間でも言うところの玉石混交!

ですから、この世のモノとは思えないほどの、見事な代物もあれば、ザンネン↓という代物もある。
さてこのワインは、どっちだ?となったわけ・・・

で、開けてビックリ玉手箱♪
コレがものの見事に熟成曲線を描き、寸分の狂いもないほどの見事な着地!

さてドウ表現したら皆さんに伝わるのか?さてさて・・・
まあワイン好き者オヤジの戯言だと思って聞いてくれ、『クロ・ド・ヴージョ』で『ルロワ』『ルネ・アンジェル』『メオ・カミュゼ』のものには、僅かに及ばないが、それに次ぐグループではあるだろう。(言い過ぎかな~~?笑)
もちろん、上手に熟成されていての大前提ではあるけれど。

まずはミネラリーに香って、スミレと焙煎が見つけられ、レッドカラントとセミドライのプラムを感じます。
口に含むと、果実はミディアムだけれども、エキスが絡み、余韻も後ろ髪引かれるもの・・・
何と言っても総体的なバランスと、そこはかとなく感じるエレガンスが素敵だ!

もしこの一本前に、あの『02’ユベール』の登場がなかったなら、もっと感動を呼んでいたと思う。
何をか言わんや、コンチクショー!

それよりも、赤3本の流れ、全てヨーシ!
まずはメデタシ、メデタシで良かったと思う。